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【3分読書メモ】悪魔の傾聴 会話も人間関係も思いのままに操る(中村淳彦)を読んで

■基本情報

書名:悪魔の傾聴 会話も人間関係も思いのままに操る
著者:中村淳彦
出版元:飛鳥新社
出版日:2022年9月22日
ジャンル:ビジネス
読書メーター:https://bookmeter.com/books/20051248

■書籍内容(出版社情報より)

この本は「相手の本音をどんどん引き出す方法」を書いた本です。人間関係に変化が起こる危険なスキルなので、筆者は、すでに良好な人間関係がある友人知人を相手に、悪魔の傾聴を使うことは封印しています。しかし、そうした副作用を踏まえても、手の本音を知れることはメリットが大きいのです。

■気になったポイント(引用文)

悪魔の傾聴は、相手に対して「~をしない」不作為の技術が中心です。 「自分の話をしない」「相手の話を否定しない」「自分の意見を言わない」「アドバイスしない」

やることは、相手の興味を聞きながら、相づちを打ち、つなげていくだけです。 相手を楽しませるために情報提供することもなければ、盛り上げる必要もありません。相手の話が面白かったら、自分の感覚に任せて笑いましょう。 しかし、 人と会話するあらゆる場面で絶対にやってはいけないこと があります。 「否定する 」「比較する」 「自分の話をする」ことです。

ピックアップ・クエスチョンとは、すでに相手が発言した単語や主旨を拾い、即時に短い質問を投げかけるテクニックです。自分が聞きたい・知りたい質問ではなく、相手の語りをもっと進めるための質問を投げるのです。

人の語りは、欲望と感情を意識して、聞けば、聞くほど、生き生きとした物語となっていきます。悪魔の傾聴では、常に聞き手が主導権を握っています。相手の言葉を注意深く聞きながら、欲望や感情を引きだすことに注力しましょう。そうすると、どんどん相手の人物像や生活が浮き彫りになってきます。 「質問→返答→質問→返答」によって相手の物語を膨らませていくのは創造的な作業であり、その話を転がしていく手法を「(欲望と感情の)雪だるま術」と名づけることにしました。

基本的に言葉遣いは、だんだんと相手にあわせます。 相手が丁寧語を使っていたら丁寧語で、年下や同年代でタメ口ならば、頃合いを見ながらタメ口であわせていきます。

本書から学べること

  • あらゆる場面で応用可能な傾聴術(話の聞き方)

  • 他者と会話する際にやってはいけないこと

  • 初対面の状態から相手に信頼してもらうための処世術

  • ノンフィクション作家として活躍する著者が見聞きした壮絶な事例

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