㊗アカデミー賞受賞!映画「君たちはどう生きるか」の雑記
noteを初めて約1ヶ月、独りよがりの投稿ばかりをしてきましたが、ホットな話題にも触れてみようと思って初チャレンジです。
ホットな話題と言っても「君たちはどう生きるか」がアカデミー賞を受賞したのはすでに10日前の出来事で、私はそのことを、お薦めに上がってきた以下のnoteの記事で知りました。
まず始めに申し上げますと、私はジブリアンチではありません。
宮崎駿監督(以下、宮さん)には、一方的な親しみを覚えていて、ようするに大ファンです。しかし、宮さん以外が監督をしているジブリ作品はほとんど見ていないので、熱狂的なジブリファンとは言えないかもしれません。自宅には、風の谷のナウシカも、泥まみれの虎: 宮崎駿の妄想ノ-トも、宮崎駿の雑想ノ-トも、シュナの旅も、探せばどこかにあります。宮さんが表紙のイラストを描いている人間の土地での解説も、とても印象的です。
そんな私が、宮さんの映画を映画館で見たのはハウルの動く城が最後で、世の中の盛り上がりぶりとは裏腹に、私はこれで「ジブリは、もういいかな」と思うようになりました。クシャナ殿下が好きだった私にとって、芸能人の声優というのが、馴染まなかったのもあります。なお、全部ではないですが、ハウル以降の映画も、テレビでは観ています。
さて「君たちはどう生きるか」に話を戻します。
私がこの劇場公開を知ったのは、公開の数日前でした。正直な話、今度こそ宮さんの最後の作品になると思ったので、大して興味はなかったものの、劇場に観に行こうと思いました。家族に声を掛けたのですが、悲しいことに誰も興味を示さず…なんだかんだで、公開初日の当日に、たまたま予約が取れたレイトショーを、仕事の帰りに一人で見てきました。
映画を見る前の私の期待と想いは、だいたい以下の感じでした。
面白がろうが、面白くなかろうがどっちでも良くて、劇場に行くのはこれまでのジブリ作品への感謝の気持ち
危険なタイトル(吉野源三郎の著書名)だけど、説教くさい老害のような作品じゃないといいな
商業的なことは度外視にした、美少女全開、またはレシプロエンジン全開のリミッターの外れた宮さんの作品が観てみたい
鑑賞後、私の隣の席に座っていた、二十歳くらいの男性は、周りに気を遣いながらも、エンドロールをみながら、涙を流さんばかりに感動をした様子で、小さく賞賛の拍手を送り続けていました。
私はというと、終電が気になっていそいそと劇場を後にしたわけですが、全然悪くはなく、そこそこ楽しめはしたんですが、なんだか肩透かしを食らった気分になりました。率直な印象としては「セルフオマージュが過ぎる」「往年のジブリファンへのファンサ映画」「宮さん、これまでありがとう。そしておつかれさまでした。」というものです。
正直な話、少し前に見た『THE FIRST SLAM DUNK』ほどの衝撃はなく、宮崎アニメとしての新規性も感じなかったので、そこそこは売れるだろうけど、それほどのヒット作にはならないし、傑作と言われることもないだろうと思っていました。
ところが、興行収入も優秀で、アカデミー賞も授賞したのですね。
私の予想には反しましたが、おめでとうございます!!
ちなみに、以下の記事でも書きましたが、私は宮さんの作品が好きです。
特に好きなのは魔女の宅急便と紅の豚です。
今時のジブリアニメとは違うのかもしれませんが、若いファンの方にも、是非古い作品に触れて、宮崎アニメの良さをもっともっと知って欲しいです。
なお、この映画はあまりネガティブなレビューを耳にしませんが、私と同じような印象を受けた方いませんか?よければコメントください。それにしても、80歳を過ぎて全力新作ファンタジーを発表できるんだから、宮崎駿監督はやっぱり凄いですね。
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