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米大統領選からの考えること

米大統領選に決着が着きましたね。連日のニュースで出てくる映像は、コロナ禍でも大規模集会を行い支持者を集めているトランプや、両陣営支持者どうしの争いなど。。。


争いが起きるのはもちろん良いことではないですが、言い方を変えると国民一人一人が一国の運命を決める、という意識がを持っていることの裏返し。
この意識って今の日本の選挙からはあまり感じないと思ってます。該当演説があってもスルーし、政策もろくに見ないまま一応投票だけする。そんな人結構いるんじゃないでしょうか。恥ずかしながら私もその一人。

どうしてこんなに違うのだろう?
そう考えると国の成り立ちとその歴史的背景が気になりますよね。僕は非常に気になるんです。

アメリカ合衆国の成り立ちを一言で言ってしまうと、自由を求めてヨーロッパから移住し、独立戦争を経て世界初の国民国家を作った、という説明になります。(ここは完全に私の主観です。)

今回は「国民国家」に注目しましょう。国民国家の説明は日本大百科全書(ニッポニカ)が割と詳しいので抜粋引用します。

“確定した領土をもち国民を主権者とする国家体制およびその概念。17世紀のイギリス市民革命、18世紀のフランス革命にみられるように、絶対王制に対する批判として君主に代わって国民が主権者の位置につくことにより形成された近代国家、あるいはその近代国家をモデルとして形成された国家を指す。"

分かるような、分からないような感じですね。「国民を主権者とする国家体制」は何となくイメージつくと思いますが。それ以降は国民国家以前の体制への対比で説明されています。


こうなるとさらに昔に遡って知りたくなる。。。のは私だけでしょうか?そんな感じで世界史の深み(面白さ)にハマっています。

ということで、次回からは「国民国家」の概念を遡り行き着く一つのマイルストーン:「百年戦争」を説明していこうと思います。この出来事がヨーロッパに「国家」の概念を生み出し、国民国家を作る源流を生み出しました。

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