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本が人生を変えるんじゃない、自分が人生を変えるんだ!

読書が重要ではなくて、自分は、今、どんな情報に飢えているのか?

それがわかれば、目標は、八割達成されたも同然だってこと良くわかります。

そう理解しているので、村上龍が『無趣味のすすめ』中で「わたしたちは必要な情報を得るために本を読むのだ。」と述べていたことを支持します。

「無趣味のすすめ 拡大決定版 (拡大決定版)」(幻冬舎文庫)村上龍(著)

私も、仕事で必要な情報を得るために、主に、本を読んでいます。

【関連記事①】
【改訂版】読書にまつわるエトセトラ
https://note.com/bax36410/n/n21f4f988f59a

それにプラスして息抜きで読む本も多いけど(^^)

そのためには、自分が何を求めているのか分かっていないと役に立ちません^^;

これまでに自分がどんな本を読んだきたのか、そして読もうとしているのか?

興味の趣くままに、積読多めな自分の書棚空間(読書ノートリストのことなんですけど、ね。)を作成中です。

【関連記事②】
【回顧録】人生は短く、読むべき本はどれだけ多いんだろうか?を実感してみた!
https://note.com/bax36410/n/ne166b0ea30b0

ただ、はたして、本には、人生を変える力はあるだろうか?

結論から先に言うと、私は、本には人生を変える力などないと思っています。

あるとしたら、それは、人が変わりたいと思うきっかけを作る(与えてくれる)ことぐらい。

そう、本は、読むだけでは変わらなくて、例えば、ある本を読んだことをきっかけに、自分を変えたい・変わりたいと思って、そのための行動をすることで、自分の中で何かが変わっていきます。

やはり、行動なくして、人に変化は起こらない。

但し、本当に必要なものかそうでないかを判断してあげないと、要求に際限が無くなるのは、子供も大人も大差ないんだよね(^^;

生きていくのに必要なものだけでいいって言い方は極端だけど、どうして必要なのか?

それがないとどんな風に困るのか?

それを手に入れるにはどのくらい働けば(バイトなど)いいのか?

例えば、いっしょに考えて、道を正してあげるのが親の務めだと思うんだけど、買ってはいけないとか、買ってあげないとかといった二分法的な考え方に囚われるのではなく、どうしたら手に入るか一緒に考えてあげることが大切だと思います。

それを考える上で参考になると思って、以前、「そのおもちゃ、本当に買ってあげていいの?」という本を読んでみたことがあります。

「そのオモチャ、本当に買ってあげていいの?」バフォン,ガリー・W.(著)遠藤公美恵(訳)

以前、少子化と高齢化で、父母と、それぞれの祖父母の「六つの財布」を操る日本の子どもたちが話題になっており、間違ったお金の与えられ方や物質的な豊かさで、子どもの行動や性格がゆがめられた状態を「シルバースプーン症候群」というそうです。

みなさんも身の回りを見てみてください。

不必要なものってけっこうありますよね。

もしかしたら自分達もシルバースプーン症候群なのかもしれません(^^;

もちろん、前述の例の様を考えるための参考として、本を読むということも、その行動の第一歩ではあります(^^)/

何も読まないよりは、それは思った以上に大きな一歩かもしれないし・・・・・・

だけど、本を読むことは、あくまできっかけであって、そこで灯った変化の火はとてもか細く、ちょっとしたことで消えてしまいがちです。

逆に、本の読み過ぎの弊害も、種々指摘されていたりするのにはビックリしました(◎_◎;)

【参考記事&資料】
読書のデメリットは意外に多い|メリットしかないと思ったが
https://titulkykserialum.net/dokusho-demeit/

情報環境が及ぼすテクノ依存症への良書読書量の抑制効果について
https://iss.ndl.go.jp/books/R000000004-I7867058-00

研究(データ)で裏付けされた、読書の3つのメリット。
https://book-marks.tokyo/2020/05/24/vol9/

読書をしていたら、「頭のよさ」の本質に気づいた。
https://blog.tinect.jp/?p=59978

但し、良書の読書量とテクノ依存症への抑制効果との間の因果関係が検証されていて、良書の読書を推進することの重要性が示唆されています。

そうであれば、逆に、読むことに対する依存にも注意を払わないといけないことになります。

アディクション(addiction)とは嗜癖、もしくは依存症のことをいいます。

アルコール依存症ならば、アルコールがないと落ち着かない、落ち着けない。

そのようなことが、読書にも起こりえるのでしょうか?

考えてみると、面白い本に出会う時、最後の結末の読みたさに、午前様ってことありませんでしたか?

知識や情報が頭にインプットされる速度がどんどん上がると、読書することが非常に楽しくなってきます。

すると今度は、ちょっとしたハイな状態のようになって、読むことを止められなくなってしまい、気がつくと、30分の予定が1時間、2時間とつい長引いて、体も疲労困憊している。

そんな危険性もはらんでいるのが読書(多読&速読など)なんですよね(^^;

読書に対する依存という副作用にかかると、気付かないうちに疲れを溜め込んだり、本の世界に現実逃避する癖がついてしまったり、そんな事にもなりかねませんから、注意してください(^^)/

いくら、たくさんの本を読んだり知識を詰め込んだりできても、本業の仕事などに支障をきたすようになっては、せっかくの読書も本末転倒ですから!

せっかくの読書を有効に利用していくためにも、こういった依存などのデメリットに遭わなくて済むよう、読書量や時間に対する自己管理が必要です。

そのためには、自分にとっての適量を知り、時間を守った読書が大切なんでしょうね。

何事も、程よい加減ってのがあると思うから、読書する時も、読書のし過ぎで、バランスを崩さない様、ゆとりのあるスケジュールを組む事で、依存やそこからくる消耗を防ぐ事ができると思います(^^)

閑話休題。

変わりたいと思ったときに、すぐ動くことが大事だってことは、嫌と言うほど聞いたと思います。

一般論に逃げるわけではなく、これは、私自身の実感なんですが、最近、特に感じるのは、年をとると、人は変わりにくくなるようです(^^;

年々、変化を厭うことが増えてきました。

特に、ファッションとか、センスが要求される事柄に対してのリアクションが少なくなっている傾向が感じられますねぇ。

でも、そんな自分を苦々しく思う自分が、もう一人いるのも確かです。

変わりたくない自分を変えるために、できること。

それを探して、少しずつ実行するしかない!

自分を変えるのは本ではなくて、やっぱり自分自身なんだよね(^^)/

【関連記事③】
世界は一冊の本
https://note.com/bax36410/n/n49186569d6eb

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