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【「嗜む」のすすめ】灯ともしごろに焦がれ本を嗜む


Yutoさん撮影

私達が密かに大切にしているものたち。

確かにあるのに。

指差すことができない。

それらは、目に見えるものばかりではなくて。

それらを、ひとつずつ読み解き。

それらを、丁寧に表わしていく。

そうして出来た言葉の集積を嗜む。



旅をすると

良く知らない街

を歩いてみる

出来るだけ

知らない道

を選び

道の先に

どんな景色が

広がるのか

想像してみる

のが

好き

旅をすると

ガイドブックは

持たない

いつもより

大胆になって

人に道を聞く

ついでに

美味しい

お店も

教えてもらう

旅をすると

普段

いかに

時間の流れが

早かったのかと

忙しない

自分に

気がつく

一刻一刻と

過ぎていく

日々の中で

どれほどに

便利であること

スピード感を

求めてきたのだろう

と思い返し

ちょっと

落ち込む

旅をすると

時々

駆け足で

去って行くような

なんでもない

日常の風景の中に

思い出すもの

旅は

それらを

鮮明に

呼び起こす

嬉しかったこと

やり残したこと

「壁と卵」

「もしここに硬い大きな壁があり、そこにぶつかって割れる卵があったとしたら、私は常に卵の側に立ちます。」

ムソルグスキー:組曲「展覧会の絵」卵の殻をつけたひなどりの踊り(ラヴェル編)

次にいきたい場所

都内の河津桜スポット:都内の河津桜スポットいえばここ!秋葉原から中央線を使いつつ20分くらいの亀戸水神近く、旧中川沿いの土手に河津桜が立ち並んでいます。

はこちら

「桜花また立ちならぶ物ぞなき誰まがへけん峰のしら雲」藤原定家(※)

だから

存分に暮らそう!

私たちの

小さな生活

あやうさの中で

かろうじて

成り立っているのだから

日々

旅をするように

暮らしたら

日常から

非日常へと

変わるかもしれない

旅して

暮らして

仕事して

日常に

あぐらをかいている

場合じゃない!

毎日が旅じたく

映画「ローマの休日」のように

ひとしきり

1日の

冒険が

済んだ後

さらに

自分の

内面の

冒険に

「知っていることと知らないこと」

出かけたくなった

「未来に起こる何かを現実のそこへと還元する」

衝動に

駆られての

行動

「邂逅」

自分を

取り戻せる時間に

「街での暮らしで感じる人との心の距離感」

全てをつくす

「「心の中に一輪の花を持っている」というものではなく、この世の中に花はたくさんあるけれど、自分が大事にするたったひとつの花がある」
-サン・テグジュペ「星の王子さま」より



※:
1178年、藤原定家17歳の時、賀茂神社に奉納した和歌。

「拾遺愚草」には、1181年以降に詠んだ和歌が収録されているため未収録。

桜の比類なき美しさを愛でた一首。

●治承二年別雷社歌合・一〇二 廿一番 右 定家

【通釈】桜の花の美しさには、他に匹敵するものなどない。誰が見間違えたのだろう、峰の白雲と。

【付記】題は「花」。

左は千載集に採られた公時の「年をへておなじ桜の花の色をそめます物は心なりけり」。

俊成の判詞は「左、おなじ桜の花の色を染めます物はといへる心すがたいとをかしくも侍るかな。

右、たれまがへけんみねの白雲といへる心もよろしきにやとみえ侍れど、左歌なほめづらしくもみえ侍れば左勝つべきにや侍らん」。



今日は、どれを読もうかなんて。

好きなことに没入し。

自分と向き合う時間に浸る「ヒタ活」(^^)

今宵、嗜む本のお品書きは・・・

【「嗜む」のすすめ】灯ともしごろに焦がれ本を嗜む

「×××HOLiC 胡蝶ノ夢」CLAMP(著)

「B PLASTIC BEATLE ビートルズの遊び方」米澤敬(著)

「Cameraholics Lab デジタル赤外線写真マスターブック」澤村徹(著)

「galley」(塔21世紀叢書)澤村斉美(著)

「IRON STILLS アメリカ、鉄の遺構 日本語版」半田也寸志(著, 写真)

「KUKKA くっか作品集」くっか(著)

「MOTION SILHOUETTE かげからうまれる物語」かじわらめぐみ/にいじまたつひこ(著)

「NO,NO,NO,NO,NO,YES. Insights from a creative journey」GIDEON AMICHAY(著)

「the moment of SLOW LIVING 写真で紡ぐ、暮らしの時間」Nana*(著)

「きっずジャポニカ 新版 小学百科大事典」尾木直樹/平田オリザ/福岡伸一(監修)

「ギャートルズ1 肉の巻 、2 恋の巻 、3 無常の巻」園山俊二(著)

「しあわせは食べて寝て待て 1」(A.L.C. DX)水凪トリ(著)

「ファッションフード、あります。 はやりの食べ物クロニクル1970-2010」畑中三応子(著)

「むしくいさま」(もうひとつの研究所 パラパラブックスVol.8)もうひとつの研究所(著)

「やがて秋茄子へと到る」堂園昌彦(著)

「やなせたかし大全 -TAKASHI YANASE ON STAGE-」

「旺文社国語辞典 第十一版 小型版」山口明穂/和田利政/池田和臣(編)

「高岡重蔵 活版習作集 My Study of Letterpress Typography」高岡重蔵(著)

「紙のむすめ」ナタリー ベルハッセン(著)ナオミ シャピラ(イラスト)もたい なつう 訳)

「朱漆「根来」 中世に咲いた華」MIHO MUSEUM(編)白洲信哉(読み手)

「杉田一弥活花作品集 香玉」杉田一弥(著)

「川瀬巴水作品集 増補改訂版」清水久男(著)

「増補版 寄生蟲図鑑 ふしぎな世界の住人たち」(KS科学一般書)公益財団法人目黒寄生虫館(監修)大谷智通/佐藤大介(著)

「大竹伸朗展「憶速」カタログ特別版」大竹伸朗(著)

「東京店構え マテウシュ・ウルバノヴィチ作品集」マテウシュ・ウルバノヴィチ(著)サイドランチ(編)

「読む時間」アンドレ・ケルテス(著)渡辺滋人(訳)

「日菓のしごと 京の和菓子帖」日菓(内田美奈子+杉山早陽子)(著)

「日本の型紙 ISE KATAGAMI」PIE Books(著)

「無盡蔵」濱田庄司(著)棟方志功(題字)

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■写真撮影:シバタさん・谷田洋史さん・Gakuさん・国分真央さん・杉本優也さん・別所隆弘さん・Ken Tanahashiさん・石橋純さん・内村円さん

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