見出し画像

あなたの家には調味料はいくつありますか?

 同じ研究室の人と自炊の話をしているときに、炊き込みご飯の話になった。一時期、炊き込みご飯にハマっていて、よく炊き込みご飯の素を買っていた。最近炊き込みご飯の素を買ってないなあと思いながら話を聞いていると、どうやらその人は素を使わずに、調味料や具材を入れて作るらしい。
 
 私の家に調味料は数える程度にしかない。使っているのは醤油とめんつゆ、砂糖だけだ。塩コショウもあるが、ほとんど使っていない。あとは調味料とは違うかもしれないが、マヨネーズとケチャップぐらいだ。みりんはネットにあがっているレシピなどでもよく見るため、買うか悩んでいる時期があったが、結局買っていない。
 
 しかも、その人は炊き込みご飯を作るときに、何やらたくさんの調味料を使っているらしい。詳細には思い返せないが、少なくとも料理酒は使っているといっていた。料理酒!?料理酒ってなんなんだ。それは子どもが買えないお酒なのか。料理酒といってもただのアルコールじゃないのか。疑問で埋め尽くされた。

 その後、調味料の話になり、家に醤油が5種類あるという話を聞いた。5種類!?なんでそんなにあるんですか!?またもや疑問で埋め尽くされた。聞くと醤油にもさまざまな種類があるらしい。昆布やらなにやら… 私は味覚が鈍くいつも目分量で自炊しているので、5つも醤油があっても味の違いに気づけないかもしれない。

 私の身の回りには自炊しない人の方が多い。男子大学生なんてそんなものだろう。就職している友人は尚更その傾向が強い。友人の家で調味料を見ることはほとんどなかった。実家にはいろいろ調味料があったが、少なくとも醤油は1種類だった。
 私は比較的、自炊をしている側の人間だと思っていた。アルバイトをやめてから外食をしなくなった。出来合いの総菜よりもお肉や野菜を買うようにし、味噌汁も作るようになった。少ないながらもいくつか自分のレシピが増えた。
 ただ、私の作った料理を他人に食べさせることができるかと聞かれればそうではない。味付けは基本雑で自分が食べることができればいいという気持ちで作っている。ある人は言った。フグは自分の毒で死なない。
 
 しかし、自分がよくても、他の人が美味しくないと思ったらダメだ。自炊、もう少し頑張ろう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?