旅の記憶 1994・夏 小さな村にて #1
30年前の夏
僕はペシャワールの
小さな村にいた
前日のカイバル峠の案内に気を良くした僕らは
翌日もパパ氏と交渉し
この村に連れてきてもらった
車を降りて村の中を歩く
村中の人が僕たちを物珍しそうにみている
子供達も興味津々だ
あとでパパ氏から聞いた話だが
この小さな村に外国人が来たのは
初めてのことだったようだ
真相は不明だが
確かに子供達や村の人の反応は
初めてみる異国の人に示すものに見えた
僕たちも
これまで訪れた村とは
全く違うこの村の雰囲気を
楽しみながら歩いた
そしてとうとう
目的地に到着
村の人もぞろぞろと集まっていた
続く
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