【雑記帳2】ゴール設定
以下の【雑記帳1】では釣りという行為を判断と実行による情報更新の繰り返しと捉えてみました.
今後はこの視点から,重要な情報とは何か,適切な判断基準は何か,といったことを考えていきたいと思っているのですが,その前に釣りのゴールをどこに置くかというのが重要だと思います.同じ情報が得られていたとしても,とにかく1匹釣れれば良いと考えている人と,なるべく大きな魚を5匹揃えたいと考えている人では適切な判断は変わってくるはずです.
そういう意味では,バスフィッシングは,以下の図のように情報更新と釣果創出のサイクルを回すことによって,あらかじめ設定したゴールと現在得られている釣果のギャップを埋める活動と言うこともできるでしょう.
ビジネス書などを読むと「問題解決=理想と現実のギャップを埋めること」という説明が多くなされていて,上の図のフレームワークを考えるにあたっては,以下のような本にも多少なり影響されました.もし興味があったら読んでみてください.意外と,釣りの本を読むより釣果が伸びたりするかもしれません.
渡辺健介,世界一やさしい問題解決の授業,ダイヤモンド社,2007年.
佐藤允一,「図解」問題解決入門: 問題の見つけ方と手の打ち方,ダイヤモンド社,2003年.
齋藤嘉則,新版 問題解決プロフェッショナル―思考と技術,ダイヤモンド社,2010年.
ちなみに,私が最近どんなゴール設定をしているかというと,大体まずは小さくてもいいので1匹釣ることを目標に釣りを始めて,1匹釣れたら残りの時間でなるべく大きな魚を釣るという目標に切り替えることが多いです.ちょっと弱気です.やっぱり数少ない釣行機会なのでボウズは寂しいかなと..でも,牛久のブタバスを追って一日中クリスタルSを投げ倒すような釣りもやりましたし,そうして出会えた魚は一生の思い出になっています.大物狙いには特別な魅力がありますよね.また,私はトーナメントに出たことはありませんが,そこにも別の大きな魅力があるのだと思います.