白湯

ようこそいらっしゃいました。思考の言語化と発信の練習。

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マガジン

  • 負の感情をポジティブに再定義する

    日々の中で感じる負の感情のポジティブな面に目を向けて、楽観的に、かつ現実的に解釈&再定義をしてみます。現実逃避はしません。現実を受け入れつつ、その中でどうするか。その助けになれると思います。

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劣等感という薪をくべる【#1"劣等感"の再定義】

生まれてきてから今まで、劣等感を抱いたことがない、という人間は存在するのだろうか。 いるとすればおそらく、自分のどの要素をとっても、周りの誰にも負けていると感じたことのないパーフェクト超人である。 こんなタイトルのnoteを開いて読んでくれている人の中には、おそらくそんな超人はいないはずだ。 今回は、劣等感という感情をポジティブに捉え直すということについて、発信したいと思う。 劣等感とは、何だろう。 ネット上の辞書によれば、「自分が他人より劣っているという感情」らしい。

    • 乃木坂46『帰り道は遠回りしたくなる』に、理不尽の中を清々しく生きる方法を感じた

      乃木坂46の23rdシングル、『帰り道は遠回りしたくなる』が11月14日に発売される。 先日、発売に先行してMVがYouTubeで公開された。 今回はその内容を見ての所感を書きたい(このシーンの誰々がめっちゃ良い!みたいな話はありません)。 今年いっぱいでの卒業を発表し、今回がラストシングルとなる西野七瀬を送り出すように、歌詞は新しい世界へ踏み出す人の背中を押すものになっている。 一方MVでは、西野扮するごく普通の女子高生が、ある朝の些細な出来事によって2つの人生に分岐

      • 「負の感情をポジティブに再定義する」説明書

        もくじ 1.再定義をする意味【導入】 2.なぜ負の感情をターゲットにしたか?【目的】 3.再定義を再定義してほしい【発展】 1.再定義をする意味【導入】 再定義とは読んで字のごとく、すでに定義されているものを新しくもう一度定義し直すことである。 ほとんどの事象にはすでに「良い」「悪い」をはじめとするイメージ・先入観が付いていて、普通に暮らしているといつの間にか僕たちの中に根付いている。「勉強は良いことだ」とか、「遊びまわるのは悪いことだ」とか、「毎日12時間働くのは不幸

        • ラッセル『幸福論』と星野源『化物』が、みんな平等なんだと教えてくれた。

          幸福に対する考え方は人それぞれだが、過去の著名な人物がどのように考えていたのか知りたいと思い、ラッセルの『幸福論』を読んだ。 数ある『幸福論』の中からラッセルを選んだことに特に理由はない(たまたま本屋で目に付いた)が、幸福獲得の条件を「己の関心を外部に向けること」と説く視点は、非常に興味深いものだった。 17章に及ぶラッセルの考察のほんの一部を切り取るかたちになってしまうが、一読して心に引っかかった部分を文章にしておきたい。 ラッセル幸福論は、「不幸の原因」について考察

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        劣等感という薪をくべる【#1"劣等感"の再定義】

        • 乃木坂46『帰り道は遠回りしたくなる』に、理不尽の中を清々しく生きる方法を感じた

        • 「負の感情をポジティブに再定義する」説明書

        • ラッセル『幸福論』と星野源『化物』が、みんな平等なんだと教えてくれた。

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        • 負の感情をポジティブに再定義する
          2本

        記事

          「盛る」ってズルい??

          つくづく言葉や行為そのものに染みついた匂いは、取れにくいものだと思う。 以前とある友人と話していたときのことだ。 ある女性のすっぴんの画像を見て、「詐欺だ」と揶揄していた。彼に「揶揄」と表現するほどの負の感情はなかったかもしれないが、少なくとも否定的なニュアンスに聴こえた。 「詐欺」とはもちろん化粧のことを言ったのだろう。化粧をすることによって良く見えていた外見が、実際は良くなかった。それを否定的に捉えた表現だ。この表現に、違和感を覚えた。 以前塾講師をしていたときのこ

          「盛る」ってズルい??

          ひとの目が気になる人へのラブレター

          ※ この文章は、「自分らしく生きたい、何かやりたいけど、どうしても周りの目が気になって自分に嘘をついている…」という人に宛てました。「そういう経験はないし、これからもそうはならないだろう」という人は、時間の無駄かと思いますので、引き返してくださって構いません。 「やりたいことをやる」 なんとも心地よい響きである。 自分の思うがままにいろいろなことをやる、きっと楽しいことだろう。 大なり小なり、やりたいと思ったことをそのまま行動に移せる人生は、きっと清々しい。 やりたいこ

          ひとの目が気になる人へのラブレター

          僕の夢の話を聴いていってくれ

          ※2018/10/26更新※ noteを使いはじめて、ちょうど2ヶ月になる。 ずいぶん遅くなったが、今回は自己紹介も兼ねて、僕の夢と、そう思った経緯の一部を書きたいと思う。 これを通じて、僕がどういうことを考えている人間か、知っていただければ嬉しい。 文章は0~4部の計5部に分かれている。 すべて読んでくだればめちゃめちゃ嬉しい!…が、長めになってしまうので、手短にという方は0、2、3部だけでも見ていってください。 0.僕の夢の話を聴いていってくれ【主題】 1.人生

          僕の夢の話を聴いていってくれ

          東大生が思い付きでひとりヒッチハイクしてみた話。1/2

          8月上旬、ひとりヒッチハイクに行ってきた。 出発地は東京、目的地は大阪。 旅行したいが費用がなかったこと、普段出会えないような人に話を聴いてみたかったことから、ヒッチハイクをしようと思い至った。 東京⇒大阪間のおよそ500km、36時間に及ぶ旅の間に、8組の方々にお世話になった。 当初の目的にたがわず、おそらく普通に過ごしていては出会えなかったであろう方々とお話する機会を得られたので、特に印象的だったこと、考えたことをここに残しておきたい。 ⓪ 自宅⇒用賀 スタート地

          東大生が思い付きでひとりヒッチハイクしてみた話。1/2

          「人は必要なときに必要な人に出会う」のか???

          「人は必要なときに必要な人に出会う」 これは、昨年2月に乃木坂46を卒業、そして芸能界を引退した、橋本奈々未の言葉だ。 多分はじめに口にしたのはまた違う人なんだろうと思うが、僕が最初に聴いたのは橋本奈々未からなので、ひとまずそう書く。 この言葉をはじめて耳にしたときは、正直腑に落ちなかった。 普通に考えて、そんな都合のいい話はない。自分の過去と照らし合わせてみても、どうにもそう言い切れないような出会いは少なくない。 しかし実は、今ではこの言葉は腑に落ちているし、その通

          「人は必要なときに必要な人に出会う」のか???

          能力のゆくえ

          能力とは、「物事を成し遂げることのできる力」のことらしい。 辞書に書いてあったので多分間違いない。 確かに、能力のある人って、何かに取り組み、そこで成果を出すことができる人のことのような気がする。 でも、個人的な解釈はちょっと違う。 僕は、能力とは、誰しもが内面に持つ理想や思想をカタチにして外界にあらわす、「変換」を行うスキルのことだと思う。 例えば文章を書く人は、思想を言葉に「変換」している。その能力が高いほど伝わる文章になるのだろう。それ以外にも、芸術家はモノに、ミュー

          能力のゆくえ

          なぜすすった麺が口から出る光景は面白いのか?

          最近バラエティ番組で観た、『激すっぱ麺』という罰ゲーム。 その名の通り、すっぱい味の汁につけた麺を食べるというものだ。その番組では、酸っぱい麺を一気にすすり、勢いよく全部口から出していた。 相当爆笑した。 もともとこの手の「口からものが出てしまう」芸に弱いのだが、今回は特に笑った。 一般的に「面白い」と思われているのかは知らない。多分「汚い」と少し不快に感じる人もいることだろうが、個人的にはかなりツボである。 そこで、なぜ麺を勢いよくすすって吐き出す光景があんなに面白いの

          なぜすすった麺が口から出る光景は面白いのか?

          見えない罫線の外側へ

          無地のノートが好きだ。 大学では罫線の入ったルーズリーフや方眼紙を使っているが、考えたことを記録しておく私用のノートは迷わず無地のものを選んだ。どこに出かけるときでも、ほぼいつもカバンの中に入れて持ち運ぶ。 ちいさい頃は、無地のノートは自由帳とよばれ、誰もがカバンや机にしのばせていた。だんだん姿を見なくなったのは、小学校高学年ぐらいからだろうか。 学校の授業では、方眼や罫線の入ったノートが主流で、予め紙に印刷された枠や線にしたがって文字を書く。 そんな風に知らず知らずの

          見えない罫線の外側へ

          「異質」に成りきる、「異質」を楽しむ

          あいつ、どうも気が合わない…めんどくさい……。 人の悩みの多くは人間関係らしい。 中でも、「合う、合わない」は誰もが感じたことのある問題だろう。周りの人が、環境が、なんだか合わない……と、ストレスを抱えて日々消耗している人もいることだろう。 そんな人間の悩みに応えるように、最近は同質の人だけが集まる小さなコミュニティが林立している。近年のインターネットの普及やSNSの発展に伴ってのことだろう。そして今や、そのコミュニティ内から外に出なくとも生きていけるようになった。自分と

          「異質」に成りきる、「異質」を楽しむ

          「やりたいこと」がないのは悪いことか?

          「自分のやりたいことは何か?」 考えたことがない、という人は多分いないだろう。 しかし、その答えに出会えた人は多くはないだろう。 そもそも、そんなに考えずにのほほんとしていても、何となく生きていけるように世界はできているらしい。 僕もかつて、自分自身の将来像が見えず、ただ何となくその日暮らしをして、空虚な気分に襲われていた時期があった。 何がしたいのだろうか? どこに行きたいのだろうか? いま何をするべきなのだろうか? 前に進みたいけど、どっちが前なのか分からない。ゴ

          「やりたいこと」がないのは悪いことか?

          星空の色を残せない

          以前、大学の友人と沖縄旅行に行った。 沖縄と言えば、透明度の高い海をはじめ、多くの景勝地を売りにしている。僕たちもウェブサイトやパンフレットの熱いプッシュに圧されるがまま、いくつかの名所を訪ねた。僕は免許を持っていないので、運転はすべて友人に任せたが……この場を借りて、再度お礼申し上げます。 どの日もこれでもかというほど海やら山やらの写真を撮りまくり、スマホの画像フォルダは気付けば青や緑の写真でいっぱいになっていた。そんな中で一つだけ、記憶には鮮明に残っているのに、全く写

          星空の色を残せない