老化って病気らしい-肥満-

前回、老化の原因のひとつに炎症があるよって話でした。
なら炎症の原因はなんなのよってとこで掘り下げております。自分の生活に取り込めるので、こういう内容は学んでて楽しいですね。仕事の勉強はさっぱりですが。
今回のテーマは肥満なんですが、なんと太ってるだけで炎症が起きるようです。炎症から肥満、肥満からさらに炎症ってところで慢性炎症ですかね。太ってるだけで老化が進むだなんて…。

脂肪組織は2種類ある

 肥満がなぜ炎症なんだ?って思いましたが、中性脂肪が悪さしているみたい。そもそも脂肪組織には2種類あり、褐色脂肪組織と白色脂肪組織に分かれます。褐色脂肪組織は白色脂肪組織に貯蔵されるエネルギーを熱に変える役割であるので、むしろ存在してくれてありがとう!って感じでしょう。寒いところでしばらく過ごすだけでも痩せそうです。
白色脂肪組織は内臓脂肪と皮下脂肪に分かれますが、主な役割はエネルギーの貯蔵です。こっちがよく聞く蓄えってやつでしょう。

中性脂肪が炎症を引き起こす

 悪さをするのは内臓脂肪の方で、こっちが炎症性サイトカインを放出する一方で、抗炎症作用を持つアディポネクチンを減少させ炎症を引き起こします。実際、体脂肪量が多い人ほどアディポネクチンの血中量が低いらしいですしね。アディポネクチンってなんやねん?って思われた方は、今回は「へぇ~そうなんだ~」くらいでOKです。とりあえず、太ってると炎症!老化!くらいで(笑)。

まとめ

 脂肪細胞はエネルギーの貯蔵庫っていうより、炎症を発生させる内分泌器官みたいな認識に変わっちゃいますね~。メタボリックシンドロームがいろんな病気に繋がるのに一役買ってそうです。肥満は炎症を引き起こすって話でした。

参考書籍
「LIFE SPAN:老いなき世界」デビッド・A・シンクレア/マシュー・D・ラプラント著 東洋経済新報社

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