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作品鑑賞を通して、制作活動へのヒントを得る(盈進中学高等学校 美術部)

この記事では、ベネッセアートサイト直島が学校や団体、企業の様々な目的やテーマに応じて実施した、2023年度の教育プログラムについてお伝えします。

プログラム概要

様々な表現手法に触れながら制作活動へのヒントを得てもらうプログラム。

■開催日時
2023年7月22日(土)
■参加者
生徒30名+先生4名
■問い合わせ日
2023年4月25日(火)
■認知経路
電話問い合わせ

スケジュール

  9:42 宮浦港着
10:15 ベネッセハウス ミュージアム(対話型鑑賞)
11:30 昼食
12:15 地中美術館、ヴァレーギャラリー、
     李禹煥美術館 屋外作品
14:45 自由時間@宮浦港
16:02 離島

特徴

プログラムの特徴

・自分なりに現代アートをみて解釈できるよう、冒頭に対話型鑑賞を入れた。
・それぞれの制作活動へのヒントを得てもらうために、限られた時間内で様々な表現方法に触れられる行程を設計した。

参加者の感想

■印象に残った作品

地中美術館の建築。暗い通路を抜けた先に自然光に満ちた明るい展示室があるなど、安藤忠雄氏による光の使い方が印象に残った。

ベネッセハウス ミュージアムの≪100生きて死ね≫がある部屋に途中で途切れた階段があった。階段の上から作品を眺めることを促す役割があるように思った。

企画担当者からの評価

■満足度

5 / 5 点

■再利用意向

4 / 5 点

■コメント

・対話型のプログラムで意見を言い合えたことが良かった。普段作品をみて、意見交換する機会が少なく、楽しみながら仲間づくりができた感じがしました。
・アートが好きな子たちに、自然や作品で刺激を与えることができたと思います。
・長時間歩く中で疲れていた生徒もいた気がします。
・場所を変えながら3年でプログラムしていけたらと思います。
・費用面での検討も必要。

まとめ・考察

・対話型鑑賞では、近くの生徒同士で意見交換しながら作品への解釈を深めていた。自由鑑賞でもお互いに意見交換しながら鑑賞しており、鑑賞への姿勢づくりとして機能していた。
・ベネッセハウス ミュージアムや地中美術館の作品が印象に残ったと話す生徒が多かった。作品そのものだけでなく空間の使い方や場所との関係性に注目する声もあり、表現の幅を広げるきっかけに繋がったのではないかと思う。
・日差しが強い中、屋外作品の鑑賞や徒歩での移動など、外にいる時間が長かった。熱中症対策は課題。(大黒)

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