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アート鑑賞を通して視野を広げる(松蔭中学校 2年G組)

この記事では、ベネッセアートサイト直島が学校や団体、企業の様々な目的やテーマに応じて実施した、2023年度の教育プログラムについてお伝えします。

プログラム概要

3日間の体験を通して、視野を広げたり自己・他者理解へと繋げるプログラム。

■開催日時
2023年10月31日(火)~11月2日(木)
■参加者
生徒15名+先生3名
■問い合わせ日
2023年3月23日(木)
■認知経路
電話問い合わせ

3日目のワークより
生徒コメント「周りの風の影響を受けながら動いていた。周り環境の影響を受けつつも自分らしくありたい。」
3日目のワークより
生徒コメント「砂は一つひとつ違う形で違う色。人間も一人ひとり違う個性を出すことがよく生きるだと思った。」

スケジュール

■1日目

13:45 宮浦港着
14:15 ベネッセハウス ミュージアム
   (対話型鑑賞、自由鑑賞)
16:00 自由時間@宮浦港
16:35 離島

■2日目

  8:42 宮浦港着
  9:00 直島銭湯「I♥湯」
  9:45 宮浦ギャラリー六区
11:00 昼食、本村周遊プラン作成
12:00 家プロジェクト、ANDO MUSEUM
   (鑑賞キットを使って鑑賞)
15:00 振り返り(気付いたことを共有)
16:00 自由時間@宮浦港
17:00 離島

■3日目

  8:42 宮浦港着
  9:00 地中美術館
10:30 自由散策(鑑賞キット)
11:30 振り返り@福武財団オフィス
12:15 自由時間@宮浦港
12:45 離島

特徴

プログラムの特徴

中高生向け鑑賞キットの活用や、3日間それぞれ異なるテーマを設定することで、作品鑑賞を通して段階的に視野を広げられるようにした。

1日目:アート鑑賞の姿勢を身に着ける、自分なりの見方を知る
2日目:多様な表現方法に触れる、思考の幅を広げてみる
3日目:自分の視点で風景を切り取り表現する、自己理解・内省

参加者の反応(アンケート:15名回答)

■満足度

4.7 / 5 点

■特に印象に残ったこと

島の方との交流

・島の方があたたかかった。
・直島に住んでいる人々がとてもフレンドリーだったこと。気さくに挨拶をしてくれたし、笑顔が素敵だった。
・島の方々とたくさんお話できたこと。

アートプロジェクト

・家プロジェクト。仲良い子と好きなところから順番にまわって、一つの作品を感じ合って話したり、好きなカフェなどまわれたり、観光客や島の方と会話をしたりして、直島の色々なことが家プロジェクトで分かってとても楽しかった。
・家プロジェクト「はいしゃ」です。もともと歯医者だったところがこうして素敵な展示になっていてすごいなと思いました。

・ベネッセハウス ミュージアムでのアート体験は新しく知るものばかりでとても興味深かった。
・ベネッセハウス ミュージアム。直島の海と美術の作品が1つに見えたところがとても綺麗で印象に残りました。

・地中美術館のモネの作品を楽しみにしていて、実際に作品を見たら綺麗で嬉しかったです。

風景
・海が綺麗だったです。夕焼けも綺麗でした。あんな夕焼けは初めて見ました。
・自然が多く、空気が綺麗で新鮮な気持ちになり、癒された。
・山がとても綺麗だった。

■改善点

・もう少し時間に余裕をもたせたスケジュールにした方が良い

企画担当者からの評価

■満足度

 / 5 点

■再利用意向

 / 5 点

■コメント

まとめ・考察

自分の考えや感じたことを言語化することに比較的長けている生徒が多く、自由鑑賞が多い行程はマッチしていた印象。3日目に「よく生きるとは」と印字されたアクリル板を使ったワークを実施したが、切り取った風景と考えたことをしっかり結び付けて表現できていた。じっくりと鑑賞する生徒が多く時間が足りない場面も見受けられたのでスケジュールは要改善。(大黒)

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