見出し画像

オカネカルト⑧ 子どもの数がへっている

一生懸命働いたらオカネがもらえる
オカネは働けば手に入ると思われていますが
実際はそうではありません

自分の家の中での仕事、家事や育児を一生懸命頑張っても
賃金や報酬としてオカネは発生しませんが
しかし同じ仕事を よその家で 料理を作ったり、子どもの世話をすれば
賃金として、報酬として オカネを得ることができます。

オカネカルトの国ではオカネを稼ぐことが尊ばれ
尊敬されていて 「経済的自立を果たすことが一人前だ」とされているので

家庭内で育児や家事、介護…賃金や報酬としてのオカネが発生しない仕事を担っていると それは「経済的に自立していない」と見下されたり、または自分で自分を卑下したりするのでした。

女性は賃金や報酬の発生しない家庭での仕事をするよりも
賃金や報酬の発生する仕事をするために 会社で働くようになりました。
そして家庭に帰ってから 家事をすることになるので
ふらふらになって疲れてしまうのでした。

女性も男性も 結婚をしなくなりました
女性も男性も働いても得られる賃金が少ないこともあるでしょう
家事の分担がうまくいけばいいですが 
家事の負担が一方にかかる恐れもあります
さらに子育て、育児の経済的な負担を考えると…
責任感があって真面目に考える人ほど 
結婚して子どもを生み育てることをためらうのでした

そしてオカネカルトの国の出生率はどんどん下がって
生まれてくる赤ちゃんの数は減っているのでした。


お金のなりたちや本質をわかりやすく伝えようとする活動は2007年から、2017年からは京都や滋賀県高島市でスペース運営をしています。並行してイラストレーターとしての活動をしています。サポートいただけましたらありがたく有効に活用させていただきます。