猫内熾太郎

懸賞小説に何度か応募するも全てボツ。noteで作品供養。 軽自動車でウーバーイーツと出…

猫内熾太郎

懸賞小説に何度か応募するも全てボツ。noteで作品供養。 軽自動車でウーバーイーツと出前館始めた。遭難中。楽して儲けけてぇ。 株は大損、酒は毎日。 好きな作家:ブコウスキー ヘッセ 深沢七郎 佐藤優 藤原新也 小保方晴子 司馬遼太郎 高村薫 辺見庸 春日武彦 アゴタ·クリストフ

マガジン

  • ショートショート

    短編小説

  • エッセイ

    無神論者の私ですが、宗教や信仰について書いてみました。

  • 詩を書いてみた

  • 短編小説 皆殺しな魔法使いのクリスマス

    シリーズ

  • 短編小説 セーラ

    セーラのシリーズ

最近の記事

  • 固定された記事

ショートショート『毎日が夏休み』

「死にたいけれど、死ぬ勇気がない。どうすればいいですか?」 男は全く死ぬつもりなどなかった。それまで自殺未遂もしたことはなければ、誰かに死にたいなどと小言を洩らした事もなかった。 ただSNSで「死にたい」とか「自殺」とか「リスカ」とか、そんなキーワードで検索すると呆れるくらいにたくさんの人々が毎日せっせと投稿を繰り返していて、それを知ってから自分でも試してみたくなったのだった。 リスカ画像のアップには強いインパクトがあった。毎日のように自分を刃物で切っている人がいた。救急

    • ショートショート『あの人は世界のアイドル』

      店内には昔の80年代のアイドルの曲が流れていた。 「この前、少女の拉致監禁事件があったよな。少女を拉致監禁するような変態よりは、アイドルオタクの方が人間的にずっとマシなんだろうな」とヨシオが言った。 「そりゃあそうだろうけど、アイドルオタクは犯罪者予備軍ではないし、そういう言い方は失礼じゃないのか?」と巌男が言った。 「アイドルに犯罪抑止力があるかどうかは定かでない」とヨシオが言った。 「多分ないやろ。てか、それどういう意味?アイドルの犯罪抑止力って?」巌男が聞いた。

      • 無神論者はまだまだ少数派:彼らの勇気と偉大さを讃えたい

        アインシュタインは自然の法則や宇宙の秩序に対する信仰を持っていましたが、従来の宗教的信念にはあまり関心を示さなかったとされています。 アインシュタインはしばしば「汎神論者」としても説明されます。彼は自然の法則や宇宙の秩序に対する信仰を持っていましたが、個々の宗教の神という概念には懐疑的でした。理神論(Deism)の観点から見ると、アインシュタインは宇宙の創造者やデザイナーに対する信念を示すこともあります。彼は自然の美しさや秩序の背後に何らかの高次の意図があると信じていましたが

        • 般若心経の真言立川流?的な解釈

          仏教における密教はエッチいイメージが少なからずありますが、その中でも般若心経は世界に誇れる性愛の経典なので御座います。 短い経典の中に、人生における最も重要なエッセンスがギュギュッと凝縮されているので御座います。 性愛の形而上学を説く稀有な経典と言えるので御座います。 観自在菩薩・行深般若波羅蜜多時。 自在に観る菩薩。菩薩は性愛の相手。 行深。ちゃんと深く奥まで入って当たっている状態。 菩薩の腹の中はチツ蜜がたくさん出ている。 照見五蘊皆空。 母の胎内から抜け

        • 固定された記事

        ショートショート『毎日が夏休み』

        マガジン

        • ショートショート
          20本
        • エッセイ
          13本
        • 3本
        • 短編小説 皆殺しな魔法使いのクリスマス
          7本
        • 短編小説 セーラ
          12本
        • 短編小説 般若の穴 1~4
          4本

        記事

          https://images.app.goo.gl/2KGYnfD2CzAAGZbM9 昔はこの写真の少女が可哀想と思うだけだった。月日を経て思うのは、これは社会の構図そのものだと。自分も含めて、誰もが少女でありハゲ鷹のようでもあると。写真家が自殺したことも含めて。

          https://images.app.goo.gl/2KGYnfD2CzAAGZbM9 昔はこの写真の少女が可哀想と思うだけだった。月日を経て思うのは、これは社会の構図そのものだと。自分も含めて、誰もが少女でありハゲ鷹のようでもあると。写真家が自殺したことも含めて。

          【エッセイ】あのちゃん珍味説:「普通も常識も関係ない」と言う者が「近親相姦も個性だ」と言うようになる

          カレーもラーメンも牛丼も、日本にはなかった料理だ。最初に日本に入ってきた時、それらの料理は珍味のようなものだったが、それがいつしか定番料理になっていった。 宇多田ヒカルやMISIAも、最初は珍味のような存在だった。聞き慣れない目新しい音楽だったが、すぐに日本の定番音楽となった。 一方、ウニ、イクラ、フグの白子は昔から日本にある料理で最初から珍味だったが、今までもこれからも珍味のままだろう。 タレントのあのちゃんはどうだろう?おそらく彼女もこのままずっと珍味のままだろう。カ

          【エッセイ】あのちゃん珍味説:「普通も常識も関係ない」と言う者が「近親相姦も個性だ」と言うようになる

          梅雨寒に誰かと問えばリンゴ売り 井上陽水『氷の世界』:くどすぎて 毒かも ChatGPT 

          ユーザー:「井上陽水の『氷の世界』という曲について、あなたはどう解釈しますか?」 AI:井上陽水の「氷の世界」は、1973年にリリースされたアルバムのタイトル曲であり、日本の音楽史において重要な作品の一つとされています。この曲についての解釈には、様々な見方がありますが、以下にいくつかのポイントを挙げてみます。 孤独感と疎外感: 歌詞全体を通して、冷たく無機質な「氷の世界」というメタファーが用いられており、それは人々の心の冷たさや、現代社会における孤独感、疎外感を表現して

          梅雨寒に誰かと問えばリンゴ売り 井上陽水『氷の世界』:くどすぎて 毒かも ChatGPT 

          https://chatgpt.com/share/20e2a309-d1b0-4929-af7e-4a0f4829c6e8 井上陽水『氷の世界』のリンゴ売りに関し 「お前こそ毒リンゴを売り捌いている魔女だろ?自覚はあるのか?」 ChatGPTとの無駄に長い議論

          https://chatgpt.com/share/20e2a309-d1b0-4929-af7e-4a0f4829c6e8 井上陽水『氷の世界』のリンゴ売りに関し 「お前こそ毒リンゴを売り捌いている魔女だろ?自覚はあるのか?」 ChatGPTとの無駄に長い議論

          エッセイ:「ゴキブリの巣に住み続ける廃人:繰り返し呪詛される全知全能者という虚像への堪え難き盲信」

          私がもし仮に聖書やコーランに書かれているような全知全能の人格神だったならば、イエスやムハンマドのような偉人と呼ばれるような人々を何十人も拵えただろう。自分に似た神をも複数拵えただろう。だが、実際にはイエスやムハンマドが複数人いたわけではなく、ヤハウェやアラーも複数いるわけでもない。 神は合理的な行動を取っていない。全知全能なのかは疑わしい。 聖書やコーランは単なる創作物や文芸作品に過ぎず、イエスやムハンマドは救世主でも預言者でもなかった。 神は無から有を創造する?ならば神が作

          エッセイ:「ゴキブリの巣に住み続ける廃人:繰り返し呪詛される全知全能者という虚像への堪え難き盲信」

          【エッセイ】「信仰という名の想像力の歩く墓場で:原理主義における進化論の拒絶と終末願望」

          いわゆるキリスト教原理主義者は進化論を否定している。 地球には様々な種類の蛇がいるが、「ノアの方舟には蛇の原種の番いが乗っていたのだ」と彼らは主張する。マムシやアナコンダやキングコブラは、方舟に乗っていた蛇の原種の番いから枝分かれしたのだと。 ならばDNAにその痕跡が遺されているはずだ。だが、そんなものが実際に遺されていて、蛇が幾つもの種類に枝分かれしていったことがDNA解析から判明したとしても、蛇の種類が枝分かれしたのはノアの方舟の時代よりも遥かな過去の話なのだ。したが

          【エッセイ】「信仰という名の想像力の歩く墓場で:原理主義における進化論の拒絶と終末願望」

          村上春樹に見る統合失調症:病名が記されない理由

          ◇序章◇ 村上春樹の作品には、多くの場合、統合失調症を思わせる人物が登場します。『ノルウェーの森』『色彩を持たない田崎つくると、彼の巡礼の年』『海辺のカフカ』『ねじまき鳥クロニクル』『アフターダーク』『スプートニクの恋人』『街とその不確かな壁』『羊をめぐる冒険』『ダンス·ダンス·ダンス』『1Q84』『かえるくん、東京を救う』などなど、短編長編含めて殆ど全ての作品において、明確に病名が記されてはいないものの、その症状や行動から統合失調症を予感させる人物が描かれています。 そう

          村上春樹に見る統合失調症:病名が記されない理由

          「自殺と自殺未遂と宗教:無神論者の視点からの考察」

          犬は自分の吐いたものに戻り、豚は洗ってもまた泥の中で転げ回る。【ペテロ第二】 神とは「美味しい笑顔」のようなものだ。笑顔には味などなく食べられないのだが、誰もが美味しい笑顔というものが存在しているかのように錯覚させられている。 神は丸い三角形をつくれるか? 神は木で出来た鉄をつくれるか? つくれない。故に神は存在しない。 そして神の信奉者とは「丸い三角形や木で出来た鉄はつくれるし、それらは存在している」と主張する人々のことを指す。 まさに初めにロゴスありき。 ネ

          「自殺と自殺未遂と宗教:無神論者の視点からの考察」

          「エホバの証人と輸血献血問題」

          例えば仮に、ある有名タレントなど著名人が急性白血病で急逝し、しかもその人はエホバの証人の信者だったとしよう。故人の家族もエホバの証人の信者だったとしよう。 病名も死因も伏せられるかもしれない。 ご存知の通り、エホバの証人の教えでは輸血や臓器移植をすると魂が穢れるとかで、ハルマゲドンの後に楽園に行けなくなるのだとか。 例えばその急逝したタレントがいい年こいた分別の持てる年齢のオジサンオバサンとかで、カルト教団の教義を真に受けて自分の判断で治療を拒否して亡くなったとしても、

          「エホバの証人と輸血献血問題」

          「イエスは神の子ではない:聖書の虚構と真性マゾ」

          バベルの塔についての疑問。 はるか昔、人間が使っていた言語は一つだけだった。しかし人間がバベルの塔を建てたことで神の怒りを買い、神はバベルの塔を破壊し言語を様々に分裂させて人間同士の意志疎通を著しく困難にさせた。古代メソポタミアのジッグラトがバベルの塔のモデルと言われている。 さて、キリスト教原理主義者は、聖書を文字通りの意味で解釈していて、バベルの塔の話が実話に基づいているのだと主張する。もし仮に創世記の物語が本当に実話だったとすると、ネアンデルタール人もバベルの塔以前

          「イエスは神の子ではない:聖書の虚構と真性マゾ」

          「神の存在を問う:レトリックと信念の間」

          ヤハウェやアラーなどの聖典の神、創造者などと呼ばれる人格神の存在の証明は可能なのか?次に挙げる文章はその存在証明と言えるのか?証明どころか単なるレトリックかペテンではないのか? 「幼児に砂の家は作れても本物の家は建造できない。なぜなら砂の家を作るよりもより高度な知性と技能が必要とされるから。 では最高の科学者でも葉っぱ1枚すら作れないのは何故なのか? なぜなら生命体は家よりもはるかに精巧複雑で、それを作るには現在の人知を超えた知性と技術が必要だから。 あなたが今住んで

          「神の存在を問う:レトリックと信念の間」