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学校再開といじめ

休校も徐々に終わりを迎え、学校が再開し始めました。学校再開を喜ぶ人がいる一方で、不安で憂鬱な日々を送っている人もいるでしょう。その要因のひとつにいじめがあります。世間では、SNSでの誹謗中傷やBLM運動なども社会問題となっています。これらの問題は、世代や国に関わらず、なかなか無くならない難しい問題です。今回はいじめや誹謗中傷に対して、どのように対処すればよいのかを私なりの考えをお話します。

私の対処法の前に以下の記事を紹介します。

お笑い芸人のジャングルポケットの斎藤さんも過去にいじめを受け、自殺を考えていたと語っています。そんな斎藤さんがいじめを受け、つらい思いをしている皆さんへの対処方法として、斎藤さんに相談して欲しいと言っています。きっと、事務所宛にファンレターと同じ要領で送れば、返事をくれる可能性は高いと思います。もしかしたら、直接会って相談する機会を設けてくれるかも知れません。この方法で対処するのもいい方法だと思います。

さて、私の対処法ですが、私は過激ないじめの加害者にも被害者にもなった事はありません。もちろん、個人の受け取り方ですので、周りや相手から見れば過激な物もあったのかも知れません。そんな、大した経験もしていない私から言える対処法は、人生から逃げる前に、その場から逃げても良いという事です。

いじめを受け、誹謗中傷されている時には、周りが見えなくなってしまいます。学校、職場、部活、クラス、SNS、家庭など、いじめを受ける場所は様々です。特に社会経験に出たことのない学生にとっては、学校が世界そのものの様に思えているかも知れません。実際にはそんな事はありません。

学校なんて行かなくても、困りません。アフリカには学校の無い地域も多くあります。そんな彼らも普通に生活しています。ましてや、部活やクラスなんてある訳もありません。SNSやインターネットだって最近できたものです。30年前には無かったもので、高齢者の中には未だに使うことが出来ない人も多くいます。それでも、彼らが生活できないなんて事はありません。

人は誰かとコミュニケーションを取らなければ、現代社会で生活することは難しいです。しかし、周囲にいる人が貴方と相性が合わない事は、おかしいことではありません。教師、クラスメート、チームメイト、保護者などは、偶然貴方の住居の近くにいただけです。貴方が選んでないのに、全ての人と相性が良いほうが特殊です。

それでは、どうすれば良いかというと、合わない人との関係を断ち、別の人を当たれば良いんです。友達のグループなんて、いくらでも移っていけば良いんです。部活だって、転部を繰り返して良いんです。学校なんて何回でも転向すれば良いです。保護者と合わなければ、親戚や相談所と話をしてみて下さい。

今の状態が世界の全てなんて事はありません。この世界は広大です。貴方と合わない人が周りにいるなら、そこから離れれば良いだけです。貴方がまだ踏み入れた事のない場所にも世界は広がっています。新しい場所は、もしかしたら、今より居心地の悪い場所かも知れません。その時はまた別の場所に移動すれば良いんです。

私は小中学校は地元の学校に通いましたが、高校は学区外の知り合いのいない所に通いました。そして、大学、大学院、社会人でそれぞれ違う地方へ移動しました。私にとって困る事は特にありませんでした。

貴方が、何に困り、悩み、苦痛に感じているかは分かりません。もしかしたら、自分が悪いのではないかと自分自身を責めているのかも知れません。だったら、それを確かめる為にも、別の場所に移ってみてはいかがでしょうか。流石に10箇所以上の場所で同じ状況になったなら、貴方にも原因があると考えるのが妥当でしょう。それでも、落胆することなんてありません。原因が自分にあるならコントロールすることが出来るからです。

問題が他人にある場合は、貴方がコントロールすることは難しく、その場を離れる以外に対処法がない場合もあります。例えるなら、相手は電車と同じ様にレールの上を走っています。貴方が線路の上を歩こうとしたら、轢かれてしまいます。相手をレールから外そうと努力しても、相手は抵抗しますし大抵失敗します。そんな事に労力を使うよりも、貴方が線路の外に出れば、問題は解決します。貴方がどこを歩くかは、貴方が決めることができるので、労力は殆どありません。

貴方も未踏の地に足を踏み入れるので、不安に思うかも知れませんが、それは仕方がありません。絶対に失敗しない等という気休めの言葉を掛けるつもりはありません。むしろ、一度別の道を選んだ程度で成功するほど甘くはないと思います。今の状態で不満があるのに、次の道で全てが解決すると考える方が楽観的すぎます。今の環境で不満があるのと同様に、次の道でも別の問題が発生するでしょう。その時は、また別の道に進めば良いんです。

納得がいくまで道を変えれば良いんです。10回かも知れませんし、1000回変えてもまだ納得できないかもしれません。その中には、前より悪くなることもあります。どの道を行くか、どこで納得できるかは貴方次第です。

いじめられ、精神が病んでいる時には、正常な判断ができなくなります。今の状態が世界の全てに思えるかもしれません。でも、実際はそんなことはありません。住む場所も友人も学校も職場も同居人も選ぶことが可能です。今はコロナで難しいですが、日本から出ることだってできます。

正常な判断が難しい時には、医者やカウンセラーなどの専門家に頼りましょう。貴方の周囲の人に相談しても、解決できない事もあります。貴方の友人は躁うつ病の専門家ではありません。貴方の保護者もカウンセリングの資格を持っていないはずです。何のために専門家がいるかと言えば、素人には難しいからです。私に相談して頂ければ、複数人の専門家をご紹介します。なぜ複数人必要かと言えば、それだけ難しいことだからです。プロ野球のコーチにだって、合う合わないがあります。名コーチが全ての選手にとって最高のコーチであるとは限りません。同様に、名医も貴方に合わなければ、大した力にはなれません。

たった一人のカウンセラーが合わなかったからと言って、貴方の問題が解決できない訳ではありません。むしろ、最初のカウンセラーと合う方が稀です。自分に合った人を見つけるまで、探せば良いんです。なんなら、カウンセラーを通して紹介してもらいましょう。ちゃんと教えてくれなかったり、不満の表情を浮かべるようなら、そのカウンセラーはやはり信頼に値しない3流です。本当に親身になり、貴方の問題を解決したいと考えているなら、喜んで紹介してくれるはずです。それができないのは、能力不足で顧客が付かず生活に困っているからです。そんなカウンセラーに相談する時間は無駄ですので、次を当たりましょう。

あなたが周りからいじめを受けているのは、あなたが周囲の人と異なるからかもしれません。他の記事も見ている方は分かるように、私自身、世間の常識とは異なる発言をすることがあります。そんな時の世間や周囲の反応は、反発、反感、阻害などが大部分です。人は自分と異なる容姿、思考、行動をする者に対して、不安を感じます。相手が正しいとすれば、自分が間違っていると思い込みます。それは、これまでの人生が全て間違っていた事を認めることになりかねません。そんな重大な事をやすやすと受け入れられる程、変化に強い人は稀であり、大抵は自分が間違っている筈はないと相手を批判します。

地球が丸い事も、地動説も、進化論も、人類が空を飛ぶ事も、リモート授業も最初はありえないと批判されています。事実であるか否かは関係なく、自分の常識と異なるから、という理由だけで反発されます。

実際には貴方の容姿、思考、行動が周囲と違っても、相手には何の関係もない場合もあります。どちらも正しい場合だってあります。それでも相手は自分自身を守るために、条件反射で自分と異なる者を排除しようとします。これは本能的な働きであり、貴方がコントロールすることは難しいです。決して、自分と異なる相手を批判する事が正しい訳ではありませんが、文句を言っても解決しない場合も多いです。

もちろん、コントロールが難しいことに対して、果敢に立ち向かうのも、争いを避け別の場所に移動するのも貴方の自由です。選択肢はいくらでもあります。常識外の行動をしてはいけないと考えているなら、貴方自身、常識に捉われ過ぎています。学校に通わなければいけない、クラスメートの中から友達を探さなければいけない、両親の元で暮らさなければいけないなど全ては貴方の勝手な思い込みです。

もちろん、多くの人が常識通りにして問題なく生活していますが、貴方が常識通りの生活に耐えられないのであれば、異なる方法を取れば良いんです。そういった意味で言えば、常識に縛られた考え方をする貴方自身も、貴方をいじめる人と同様に常識に捉われた非合理的な考え方をしていると言えます。立場が逆ならば、貴方が加害者になっていたことでしょう。いじめから自分を守るため、そして、今後貴方が加害者にならない為にも、常識と異なる事への対峙方法を学んでいって下さい。

この記事が少しでも貴方の力になれば幸いです。

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