👤『嫌い』に支配されない生き方。

ラクに毎日を過ごすためのヒント。

私は『嫌い』という負の感情に、支配されないように気をつけています。

憎悪とは恐ろしく、冷静さを欠きます。攻撃的になり、優しさを失います。

あなたに嫌いな人はいますか。
私にはいます。

根本から合わない人、過去になにかきっかけがあってそうなった人、特に理由はないけど気に食わない。様々でしょう。

さて、どうしてもこうしても『嫌いな人』は生きています。その人たちにも人生があります。しかし、自分は気分を害される。どうしたものか。

考えない。

とても単純です。その人のことを考えないのです。いや、考えている暇がないほど忙しいというのが本音でしょうか。幸せなことです。好きなこと、夢中になれることがあるからかもしれません。だいぶ楽に生きられるようになりました。


以前なら『排除したい』と思ったし、徹底的に『攻撃したい』と考えました。私の人生に邪魔なもの、生きていられては困る。それならば消してやれ。不快なことをした報いだ、追い詰めてやろう。本音はそうでした。でもやりません。自分の手を汚すことなんてバカバカしいと思ったから。そして彼らにも人生があるから。そんなことを考えている自分が大嫌いで、どうにかしたいと思ったから。

別世界に生きているものとする。
自分の世界においておかない。

なぜ、不快に思うのか。なぜ、攻撃したくなるのか。自分と同じ世界戦に相手を置いているからです。それならば、自分の世界に置かなければいいのです。排除という形ではなく『気にしない』ということ。消すべきは物理的な相手の存在ではなく、自分の意識なのです。

最も良い方法は、その人物を気にならなくなるくらい『夢中になれるもの』を見つけることです。私は野球や博物館巡り、そして書き残すことなど、好きなものがたくさんあります。やりたいこともたくさんあるので、考えている余裕も暇もないのです。人は時間を持て余すとろくなことを考えません。マイナスの気持ちに傾いてしまいます。それならば適度に忙しく、好きなことに没頭しましょう。

もちろん、好きなコンテンツの中でも不快な思いをすることはあります。その中の人間関係で疲弊してしまうことも多々あります。そのときは、全く畑違いの人々と接するようにしています。今、そこにいて疲れてしまうのなら、別の人の話を聞く。これだけで心が軽くなります。

私も散々、人と衝突してきました。ただ不思議なことに、大切だと思う友人とはトラブルになったことがないのです。そして、縁が切れたこともありません。何となく連絡して、なんとなく会う。今、何をしているかよくわからないけれど、気楽に会える。そんな人たちが何人もいます。私の心の支えです。

意見の相違を、その人の全人格だと思わない。

これも大切にしていることです。少しの意見のズレで、はい！この人とは価値観が合わないさよならー縁切っちゃおう。と、しないこと。まぁ人によってはさっぱりすっきりしていてアリかもしれませんが、私はそうはしません。ああ、このことについてはこういう意見なんだと思うだけ。他のことでは合致するかもしれないですし。

意見するときは攻撃的にならない。

これも重要です。意見の相違、考え方の違い。見かけるとついつい何か一言、伝えたくなります。そういうときこそ『言葉の選択』に注意しています。へりくだる必要はありませんが、だからといって攻撃体制になる必要もありません。回りくどくならないよう、自分の意見を伝える。そこに相手の人格をのせて否定しない(バカ、アホ等)。汚い言葉は、命にかかわるとき以外は使わない。自分と自分との約束です。自分の気持ちや感情が分からない。意見を言葉にできない。そういうときに真っ先な汚い言葉がでてきます。自分のコントロールができないんですよね。私自身も気をつけています。

不快、嫌い、ムカつく。生きていればどうしても負の感情と出会います。そのときにどうしたらいいか。私は可能な限り、その言葉に支配されないように生きる努力をしています。それでもなかなか難しいです。大人になった今、過去の出来事を反省しながら模索しています。

決して仙人になれとか、聖母マリアになれとかではありません。少しでも自分が生きやすくなったらと。ただそれだけの思いです。私にも攻撃的な一面があります。血の気も多いし、自分の大切な人を侮辱された日には、その相手を追い詰めてしまいたくなります。メラメラ燃える思いを冷ますのは、とても難しいです。だからこそ、自分に言い聞かせるように。

嫌な人に支配されない生き方を。

自分の大好きな人、愛する人、大切な人のことを優先して考えられる人間でありたいです。そして、その人たちのことを考える時間でいっぱいにしたいです。そのための努力を怠らない。不平不満に溢れる世の中で、たくさんの光を見つけるために。