Tatsuhiko Sakamoto

銀座 Bar LAG バーテンダー 映画を彩るお酒のシーンをお届けします。 映画を楽し…

Tatsuhiko Sakamoto

銀座 Bar LAG バーテンダー 映画を彩るお酒のシーンをお届けします。 映画を楽しみながら、美味しいお酒飲みましょう!

最近の記事

映画とお酒 "お酒選びを映画から" 仁義なき戦い 頂上作戦 ジョニーウォーカー レッド

時と場合、分相応など お酒選びも映画から "仁義なき戦い 頂上作戦" 任侠です。 スナックのカウンターで飲む 武田組組長の武田(小林旭) らしい手つきでマルボロを吸いながら ママを相手に 「こっちに移ってから いよいよ磨きがかかってきたのぉ」 「あら、じゃああの人と別れて もういっぺん売り出そうかしら」 「おぉそうせぇそうせぇ ワシが立候補するけん」 「新車に乗り換えるか、あはは でも武田さんには お礼の言いようがないわ~」 達者なスナック会話です。 お酒を作り始めるママ

    • 映画とお酒 "ウイスキーから盃へ" 仁義なき戦い 完結編 ジョニーウォーカー ブラック

      一本のお酒に強い想いを。 そんな懐かしい話に よく上がるのはやっぱり スコッチウイスキー ジョニーウォーカー ブラック 通称 "ジョニ黒" でしょうか。 壮絶な抗争も幕を閉じの "仁義なき戦い 完結編" 二人の演技に魅入ります。 割烹に呼ばれる大友組組長の大友 (宍戸錠) そこで待つのは広能組の市岡 (松方弘樹) 帰ろうとするところを止められ 腹を決めて飲んでやると。 ウイスキーを飲む大友 市岡からの兄弟分になりたいとの話に グラスをひっくり返し激怒。 「大友さん、ワ

      • 映画とお酒 "仁義の酒" 新仁義なき戦い サントリー角瓶

        仁義の酒の飲み方を 映画に魅せられること このシリーズに勝るものはないかと "新仁義なき戦い" のシーンからです。 山守組幹部の三好 (菅原文太) 若頭の青木 (若山富三郎) の殺害を企てるが、 背後の海津組を恐れ 動かない坂上 (田中邦衛) 三好は 子分の登 (渡瀬恒彦) と ウイスキーのサントリー角瓶を 飲みながら ( 三好はグラス、登は茶碗です ) 呼ばれる坂上 筋を通さないことに 業を煮やす三好は 「登、出刃持ってこい出刃」 「ここでやらんでもぉ」 「バカタレ

        • 映画とお酒 "日本のお酒の飲み方" 男はつらいよ ぼくの伯父さん

          お酒の飲み方 考えさせられるこの頃 思い浮かぶ映画シーンは " 男はつらいよ ぼくの叔父さん " 美味しいお酒の夜 過ごしましょう。 いつもの寅さん(渥美清) 久々柴又に帰ると さくら(倍賞千恵子)から 浪人中の悩める息子満男(吉岡秀隆) の相談に乗って欲しいと頼まれます。 飲み屋に二人向い合い 「さあ満男、お前も一人前だ な、さあ一杯いこう」 と徳利からお猪口に日本酒を注ぎます。 いただきます、と一気に飲む満男は むせてしまうと 「何だぁおい、酒の飲み方から 教えなきゃな

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          映画とお酒 "心に刻む酔っぱらい" 鉄道員

          今回は " 鉄道員 (ぽっぽや) " です。 居酒屋で5,6人の男に囲まれ揉める 肇 (志村けん) 床に突き倒され、駆け寄る子供 止めに入る仙次 (小林稔侍) 「やめろ、お前ら、酔っ払い小突いたって しょうがねぇべな、やめろ」 突っかかる男達に肇 「親方、赤旗がなんば言うとよ、おい 赤旗を立ててよ、荒んだ本工は 高みの見物やなかかい、あぁ 合理化言うてよ最初に首切られるのは わしら臨時工やろぅ、えぇ」 再び囲まれ揉みくちゃにされるも 振り解き肇 「北海道やったらなぁ 死ぬま

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          映画とお酒 "美味しさを天使と分かち合い" 天使の分け前 エンジェルズ・シェア

          " 天使の分け前 エンジェルズ・シェア " って言葉ご存知でしょうか? ウイスキーは樽の中で 熟成のときを過ごす間に その量を減らしていきます。 昔の職人は 「これは天使がこっそり飲んでいる に違いない。 でも、天使に分け前を与えているからこそ 天使の助けもあって 美味しいウイスキーが出来る」 って考えて 減ったウイスキーのことを " 天使の分け前 " と呼んできました。 その量は年間2〜4%ぐらい 長い熟成ですと結構な分け前です。 時折やりますウイスキー映画 (ミニ

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          映画とお酒 "そこにウイスキー愛を" ウイスキーと二人の花嫁  ウイスキー

          ウイスキーを飲むこと この喜びは常に。 そんな人々の姿を " ウイスキーと二人の花嫁 " 嬉しいお酒特化映画です。 第二次大戦中のスコットランドの島 戦況悪化でまさかの 島へのウイスキーの配給が止まることに。 無気力になる島民たち…。 その様子は本当に尋常じゃなく 映像から伝わる絶望感は もう耐えられないほどです。 タイトルの花嫁も 「ウイスキーなしじゃ結婚式も無理」 と言い出してしまい。 そこに話は一転! 島の近くにある貨物船が座礁 何と積まれているのは 5万ケース

          映画とお酒 "そこにウイスキー愛を" ウイスキーと二人の花嫁  ウイスキー

          映画とお酒 "バーテンダーは名脇役" グレイテスト・ショーマン バーテンダー

          今回注目はバーテンダー 脇役ながら自分はいつも凝視してしまい 特におすすめです "グレイテスト・ショーマン" バーナム(ヒュー・ジャックマン)が フィリップ(ザック・エフロン)を スカウトするシーン。 舞台のバーに二人と一人のバーテンダー。 ジャマイカラムをショットで飲みながら ミュージカル映画らしく歌にダンスでの 二人のやりとりですが それに合わせてのバーテンダーの動き お見事でして、ざっといきますと カウンターにボトルを滑らせバーナムへ カウンターを拭き 投げ返された

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          映画とお酒 "お酒は心の拠り所" マスター アンド コマンダー 蒸留器

          お酒は身近にあるもので そして心の拠り所 " マスター アンド コマンダー " からお酒視点の出色のシーンをお届けです。 ナポレオン戦争の海上戦 イギリス海軍の ジャック艦長(ラッセル・クロウ) フランス艦の拿捕を目指す途中 乗員の危機を救うため 停泊するガラパゴス諸島でのシーン。 若者達はクリケットで遊ぶ傍ら、 アップで映るのは ナイフでザクザクと 現地のサボテンを切る様子 金属の容器に入れてます。 そして 斜めにカットされた管から 湯気とともに滴るように流れ出る 透

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          映画とお酒 "密造という響き" アンタッチャブル 密造

          お酒にはいろいろな側面あり 密造という、少し違う角度を " アンタッチャブル " から、避けて通れぬ名作ですね。 アメリカの禁酒法時代のシカゴ 捜査官の エリオット・ネス(ケビン・コスナー)は 酒の密造、密輸のギャングのボス アル・カポネ(ロバート・デ・ニーロ) へ挑みます。 警官マローン(ショーン・コネリー) の情報から 国境で大きな取引があることを知り 張り込む彼らアンタッチャブル 橋の上で取引は始まり トラックに積まれた 密造酒かと思われる樽を前に 密売人たちは

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          映画とお酒 "酒場は人生" スター・ウォーズ エピソード4/新たなる希望

          酒場は人々の交流の場 映画の酒場シーンは数多くですが 今回はスター・ウォーズから。 劇中様々な星で登場する酒場の 多種多様な宇宙人達で賑わうシーンは 初めて観たとき 衝撃的にインパクトあったこと 覚えています。 ここはやっぱり第一作 " スターウォーズ エピソード4 / 新たなる希望 " に登場する 惑星タトゥイーンのモス・アイズリー宇宙港の チャルマン (持ち主です) のカンティーナ (酒場の意味です) ルークを連れたオビ・ワン 「腕利きのパイロットを見付けるなら こ

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          映画とお酒 "お酒用語を映画から" キングスマン ゴールデンサークル プルーフ

          今回のテーマはお酒の用語 連続ご容赦下さい " キングスマン・ゴールデンサークル " この映画、お酒シーンが多く そしてなかなか洒落た使い方です。 敵組織のアジトのウイスキー蒸留所に潜入する エグジー(タロン・エガートン)と マーリン(マーク・ストロング)の二人。 が、敵との格闘の末に捕まり 椅子に拘束されてしまいます。 相手の男の名はテキーラ(チャニング・テイタム) そして始まる尋問 二人にこの蒸留所のバーボンをかけながら 「アルコールの度数を " プルーフ " と言う

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          映画とお酒 "その歴史から溢れるもの" キングスマン ゴールデンサークル ベリー ブラザーズ&ラッド

          前回書かせていただきました " キングスマン ゴールデンサークル " からのウイスキー蒸留所のお話。 そこにいたるシーンで注目の ちょっと小ネタをお一つ お付き合い下さい。 敵の攻撃で本拠地と仲間を失った エグジー(タロン・エガートン)と マーリン(マーク・ストロング)。 スパイ組織の彼ら 指令を確認しようとワイン商を訪れます。 が、その金庫にはお酒しか入ってなく やむを得ず とりあえず乾杯しまして…。 飲みながら、ラベルを見ると アメリカのケンタッキー産だと (バーボン

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          映画とお酒 "蒸留所にロマンを" キングスマン ゴールデンサークル 蒸留所

          " 蒸留所 " とはウイスキーなど蒸留酒を製造する施設 自分も訪問する日々です。 そこにはロマンがあります。 物語の鍵に舞台になりました " キングスマン ゴールデンサークル " 延期の続く次作も楽しみです。 仲間を失ったスパイ組織キングスマンの エグジー(タロン・エガートン)と マーリン(マーク・ストロング) 手掛かりを元にアメリカのケンタッキー州へ。 そこはステイツマンという バーボンの蒸留所。 かなり大きな施設に 見学者を案内する様子も。 二人潜入するのはウイスキー

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          映画とお酒 "世界のウイスキー事情" キングスマン ダルモア 62

          お酒の金額は不思議な世界 適正に美味しいお酒を と思っていますが 世界のウイスキー事情の一コマです。 お題の映画は前回に続き " キングスマン " 世界征服を目論む ヴァレンタイン(サミュエル・L・ジャクソン) その雪山にあるアジト。 囚われるアーノルド教授(マーク・ハミル)を 救出に現れる スパイ組織キングスマンの ランスロット(ジャック・ダベンポート) このシーンの中、さらっと出てくるお酒が " ダルモア62 " 登場すると態度が一変する演出で いいお酒かとは伝わりつ

          映画とお酒 "世界のウイスキー事情" キングスマン ダルモア 62

          映画とお酒 "スタイルは受け継がれ" キングスマン マティーニ

          現代の秀逸スパイ映画 だと思います " キングスマン " お酒のシーンもなかなか 見事な演出です。 パーティー会場に潜入する エグジー(タロン・エガートン) お酒のオーダーは 「マティーニを ウォッカではなくジンで、 ベルモットは入れず 瓶を見て10秒ステアで」 さすがスパイはマティーニを選び ジンとベルモットからなる このカクテルに 注目の指定を2点ほど まず " ウォッカではなくジンで " マティーニは通常ジンですので あえて言うのはウォッカ指定の 007ジェーム

          映画とお酒 "スタイルは受け継がれ" キングスマン マティーニ