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映画とお酒 "心に刻む酔っぱらい" 鉄道員

今回は
" 鉄道員 (ぽっぽや) "
です。

居酒屋で5,6人の男に囲まれ揉める
肇 (志村けん)
床に突き倒され、駆け寄る子供
止めに入る仙次 (小林稔侍)
「やめろ、お前ら、酔っ払い小突いたって
しょうがねぇべな、やめろ」
突っかかる男達に肇
「親方、赤旗がなんば言うとよ、おい
赤旗を立ててよ、荒んだ本工は
高みの見物やなかかい、あぁ
合理化言うてよ最初に首切られるのは
わしら臨時工やろぅ、えぇ」
再び囲まれ揉みくちゃにされるも
振り解き肇
「北海道やったらなぁ
死ぬまで炭掘れると思ってよ
筑豊から来たった、あぁ
いっちょも働かんうちに閉山ってゃ
貴様らが根性なしやけんたいなぁ、おらぁ」
乱闘再開に仙次両手で全員突き飛ばし
「お前らやめんか、かわいそうだべぇ」
ここで店の女将バケツの水をかけ止めに
肇を座らせる乙松 (高倉健)

乙松と仙次の隣に座る肇
両拳を握り
コップの酒を一口
あぁと一声テーブルを拳で叩き
何度も額を打ちつけ
「痛ぇなぁ」

そして乙松と仙次に両肩担がれ店を出る肇は
見事な酔っ払い
鼻歌に名人芸おぼつかない両足
歩けるかと思うと雪道で
見事にすっ転び
途中ふと聞こえるいびきに
寝るなよと引き起こされ
仙次におんぶされ
家に送られます。
布団の用意をする子供に寝ている肇
起きぎわちゃぶ台に頭をぶつけつつ
「さ、酒と洗面器
酒と洗面、洗面器、おぇ」
汚ねぇべゃ、と。

映画の酔っ払いの出番
自分の一番のシーンです。

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