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お客さんは岡山県蒜山の区長さん
「今年は山焼きをどうしようかという話になってな」
という話になった
「有名ですもんね、あの山焼きは、高齢化の問題ですか」
「それもあるけど若い者がいなくなって後継者もいないし」
「まあどこでもそうですね、都会に出たら帰ってきませんし」
「そこで山焼きを止めるか多数決で決めようということになってな」
「なるほどねえ、でも200年も続いた伝統でしょう?」
「それで挙手で決めようということになったんだが…」
「なにか問題がありましたか」
「挙手にすると、議事録に名前が残るわけだ」
「そうか、それだと伝統を守るという建前が強いかもしれませんね」
「そこでな、無記名投票にしようという結論になってな」
「なるほど、それで投票の結果はどうなりました?」
「そしたら山焼き中止が9割もあって、中止に決まったわ」😥
「そんなに差が出たんですか、200年の伝統が無くなるのは残念ですね」
「そうだな、これからはあの山も森に戻って行くんだろうか」
という話に
伝統を守るのも、多数決も難しいデス😥

草原にいる希少生物を守るという目的もあるとか

追記
昔は茅葺き屋根の茅を取るため山焼きが行われていましたが
今は面積がかなり減っていて
ボランティアを募集している所もあるようです😅


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