【本当に】運動ゼロからのフルマラソン 大会当日編
はじめに
鈍足ランナー目線で書き始めた記事ですが、これまでに起こした数々の失敗から大会前日や当日のアドバイスなど紹介し、このシリーズをしめくくりたいと思います。アドバイスは自分のしくじった経験でもあります。
ランでの自己紹介
アラフィフすら過ぎていってますアラ@ふぐのすけです。ハーフマラソンは2時間で走るのにフルマラソンが5時間以上かかる謎が解けないまま、10年間撃沈レースを繰り返したランナーです。なぜか?リタイアはなし。
フルマラソンというやつ
大変なものとか達成感があるイメージでしょうが、一言でいうとゲームでいうボスキャラになります。ゲーム序盤でザコキャラのクリボーにやられるプレイヤーが、いきなり最終ステージのワリオと対戦するイメージです。
ボスキャラはプレイヤーとしてどんなに頑張っても、油断もミスも許してくれません。他に5km、10km、ハーフマラソン(21.1km)とあるのに42.195kmに挑むのですから、それなりの覚悟が必要です。
大会当日 早起きしてトイレ
スタート3時間前には食事を終了し、トイレ大を済ませます。車移動があるなら、サービスエリア、ガソリンスタンド、道の駅でさらに軽量化。電車移動ならうっかり改札を出ずに駅構内で軽量化します(すでに混雑!)。
スタート前 トイレにならぶ
可能なら前日、コースの下見はいらないのでスタート会場の下見をしましょう。トイレの場所、特に仮設トイレと数を確認します。大会当日は人が多くいると目立つトイレにならんでしまいますが、裏にあることも。
ならぶなら担当スタッフが案内するトイレにします。仮設トイレは中途半端にロックして閉まっていると、人が入っているように見えて無人のことがあります。10台トイレあって5~6台しか動いてないことも。
女子トイレは比較的空いていますが、女子トイレを男子トイレとしている場合、小便器がないので混みます。なお、仮設トイレは荷物を持ち込んでも引っ掛けるところがないのでS字フックを持参すると何とかなります。
スタート後 トイレにならぶ!?
スタートゲートが締め切られて、スタートしてもスタートラインをこえるまで時間がかかります。その間に大や小をしたくなったりしたら・・。スタート直後にいきなりピンチに陥る同志は少なくありません。
スタート後にスタート会場のトイレにかけ込むランナーもいます。コース上のトイレも20km過ぎるまでは混雑します。コンビニのトイレは1部屋しかないことが多いので、人数少なくてもならばないほうがいいです。
結論: トイレを制するものは フルマラソンを制す
ある程度これは仕方ないです。水分やカロリーをとらないと脱水になりますし、不足すると足つりやエネルギー切れになります。しかも自分の体調やペース、気象条件でかなりかわってきますので。
カフェイン入り飲料は尿が近くなるので当日スタート前は控えたほうがベターですし、寒い日で汗があまり出なさそうならスポーツ飲料ではなくジェルタイプや塩飴がいいかもしれません。
正常な判断を狂わす脳物質
練習と違って、大会当日はゲストが来ていたり応援があったりします。「今日は体調いいぞ!」と脳のアドレナリンが出てテンションあがります。逆に後半に疲労物質がたまると脳が「もうだめだ」とあきらめモードに。
だいたい自分がこなせるペース以上は出さないようにしましょう。逆に疲労がきてダメそうでも、動こうとするといくらかは動くので最後まで動き続けましょう。前に進めば何とかなります。同時に制限時間もチェックを。
スタート後のふるまい
まじめな人が多いので、10kmを◯時間◯分でとか皮算用するのですが全くその通りになりません。先に触れたスタートラインをこえるまでに時間がかかったり、スタート直後に渋滞したり、トイレ行ったり。
渋滞中は、決して横っとびして前にでないようにしましょう。遅い(と自分では思っている)ランナーの後ろにつけて、自分に気づいて間を開けてくれるまでじっくり待って、開いたら腕をたたんでスイッと前に出ます。
応援者へメッセージ
お知り合いの方がコース上で待っているなら、予想される通過タイムは伝えないようにしましょう。繰り返しますが、全くその通りになりません。場所を決めていたらこちらから声をかけれます。
最近は応援者がスマホで検索できる予想位置表示のアプリがあるので、それを使ってもらうといいでしょう。ただランナーのペースが一定でないと正確に出ないようですね。
結論: 失った時間は戻ってこない
トイレやスタートラインまでの時間で失った時間を、決してペースアップで帳尻あわせてはいけません。今日なら大丈夫!と思ってもそれは脳がアドレナリンで錯覚しているだけです。冷静になろう(できなくて普通です)。
スタート10km以上では
この時間になると、汗もだいぶ出てくるので水分や補給をしっかりとるようにします。それでもトイレ行きたい場合は、思い切ってトイレの列にならびましょう。30kmまでは眠るように進みます、がんばらない。
疲れたら歩いてもいいです。どうせ最後のあたりは歩くことが多いので、早い段階で歩いて体を回復させてから走り始めます。給水所ごとに歩くのもアリです。慌てると、給水もうまくできませんしゴミも捨てれません。
足元注意
寒い大会だとランナーが着ていた雨具が道路に落ちていることがあるので足元に注意します。コース場も道路鋲が打ってある場所は、足に引っ掛けないようにしましょう。給水所は路面が濡れてすべるので注意。
余裕をコントロール
ペースを守ることに集中しすぎても疲れるので、応援にきた皆さんに手を振ってお返しをしましょう。特に子ども達の応援は力になります。手を出していたらハイタッチを。走っているだけでランナーは主役なんです。
ある程度 荷物携行を
給水所にある補給だけでは、慣れないうちは不足しやすいので自分用の補給を携行することをすすめます。また制限時間を過ぎて回収されるのに、バスがすぐにこないこともあります。ウィンドシェルの携行すすめます。
ゴール後に完走者にふるまわれる食事のほか、待っていた家族や応援者と一緒に何か食べるのもいいでしょう。少量の現金やカードを持っておくと便利です。昼食引換券はビニールにくるんでポケットに入れて走ります。
スタート30km以上では
自分は「30kmの壁はある」派なので、フルマラソンはここから。30kmで力尽きてしまう者、イーブンペースでゴールへ向かう者、ラストスパートをかけれる者。これこそがフルマラソンです(やはり長い!)。
おわりに
あくまでも自分のケースですので、皆さんできるところはスキップしていただいてOK。まずは一回体験して、トライ&エラーを繰り返していくしかないかなと思います。
フルマラソン挑戦の方々がんばって下さい!
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