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生命の輝きと歴史の息吹が交錯する
こんばんは。いつもと違う時間に更新です。一日バタバタしたせいですが、皆さんにとってはこれが普通なのかもなと思ったりします。
今日は読んだ本の感想です。
読んだ本の紹介
出版社 : 新潮社
発売日 : 2022年9月29日
単行本 : 320ページ
この本を読んだ理由
私の住むいなか町同様の石見銀山という山里深い田舎が舞台の直木賞受賞作品だったからです。
あらすじ
戦国末期、シルバーラッシュに沸く石見銀山。天才山師・喜兵衛に拾われた少女ウメは、銀山の知識と未知の鉱脈のありかを授けられ、女だてらに坑道で働き出す。しかし徳川の支配強化により喜兵衛は生気を失い、ウメは欲望と死の影渦巻く世界にひとり投げ出されて……。生きることの官能を描き切った新境地にして渾身の大河長篇。
感想
作中ではウメが自身の力で生き抜くために奮闘し、困難に立ち向かう姿が描かれています。彼女は女性としての制約を超えて、鉱山での努力と知恵を通じて自身の存在価値を見出そうとします。生命力や情熱をテーマに掲げており、登場人物たちの内面の葛藤や成長が繊細かつ力強く描写されています。また時代背景として戦国末期の石見銀山が舞台となっており、その厳しい環境の中での人々の生活や闘いも描かれています。
本作は読者にとって感情的に響く作品であり、喜びや悲しみ、苦悩や希望など、さまざまな感情が織り交ざった物語あり、生きることの官能を描き切った作品です。千早茜さんの渾身の作品であり、生命の尊さや生きる意味を深く考えさせられるだけでなく、歴史的な背景と個々の人間ドラマの融合が独特で、まさに直木賞にふさわしい読者の心に残る作品だと思いました。
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最後まで読んでいただき、ありがとうございました。明日もよろしくお願いします。
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