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塩田武士著「存在のすべてを」
こんにちは。今日も本の紹介をします。
読んだ作品の紹介
2023年9月7日に、朝日新聞出版社より472ページの単行本として発売されています。
あらすじ
平成3年に発生した誘拐事件から30年。当時警察担当だった新聞記者の門田は、旧知の刑事の死をきっかけに被害男児の「今」を知る。異様な展開を辿った事件の真実を求め再取材を重ねた結果、ある写実画家の存在が浮かび上がる――。質感なき時代に「実」を見つめる、著者渾身、圧巻の最新作。
この作品を選んだ理由
本屋大賞候補作品であることはもちろんですが、著者の本を以前読んだ時、とても感動したことを覚えていたので、今回も期待をして読みました。
感想
472ページという長編に、手にとってみたものの、最近の私の体調から読み終えることができるだろうかという不安がよぎりました。
しかし一旦読み始めるとそんな不安は吹っ飛び、先へ先へと読む進め、あっという間だった気がします。
著者自身が新聞記者だっただけに、事件を追う門田の姿も本物に思えます。被害者が無事帰るも、犯人が捕まらず未解決となった誘拐事件の真実を追うという設定も面白かったです。
「大事なのは、なぜそれを伝えるかってこと」
「私はきちんと人間を書きたい」
記者たちの言葉も重みがあります。今回の本屋大賞も難航しそうですね。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。あなたにとってかけがえのない1日となりますように。
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