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戦慄のバイオホラー

こんにちは。夫の体調が思わしくない今週も始まりました。午後には夫も覚悟を決め、病院へ行く予定です。コロナでないことを祈るのみです。

さて今日はこの暑さの中、読み終えたホラーをご紹介します。


読んだ本の紹介

出版社 ‏ : ‎ 双葉社
発売日 ‏ : ‎ 2023/5/17
単行本(ソフトカバー)‏ : ‎ 368ページ

この本を選んだ理由

SNSで紹介されていて、暑い夏にぴったりだと思い借りてみました。著者の知念実希人さんは沖縄生まれなのに、北海道の伝承フィクションを考えられた点も興味がありました。

あらすじ

「黄泉の森には絶対に入ってはならない」人なのか、ヒグマなのか、禁域の森には未知なる生物がいる。究極の遺伝子を持ち、生命を喰い尽くすその名は――ヨモツイクサ。北海道旭川に《黄泉の森》と呼ばれ、アイヌの人々が怖れてきた禁域があった。その禁域を大手ホテル会社が開発しようとするのだが、作業員が行方不明になってしまう。現場には《何か》に蹂躙された痕跡だけが残されてた。そして、作業員は死ぬ前に神秘的な蒼い光を見たという。地元の道央大病院に勤める外科医・佐原茜の実家は黄泉の森のそばにあり、7年前に家族が忽然と消える神隠し事件に遭っていて、今も家族を捜していた。この2つの事件は繋がっているのか。もしかして、ヨモツイクサの仕業なのか……。

Amazon内容紹介

感想

帯に「医療ミステリーのトップランナーが初めて挑むバイオ・ホラー」とありように著者は現役のお医者さんです。最近は出される作品が、ほとんど本屋大賞にノミネートされる、書店員さんからの評価が高い作家さんでもあります。

そういう方が今回伝承とバイオという相反するようなテーマでどんな作品に仕上げられているのか、本当に興味がありました。

結論から言えば、今回も「やられた」という感じです。そして、ネタバレに近いですが、今後も展開せざる終えない感じで終わります。この辺りも著者のうまさがあります。

医師という仕事を持ちつつ、フィクションを書くという普通では考えられないことですが、書くことが、医師という仕事にプラスになっているのであれば幸いなことだなと思います。今後の作品も楽しみです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。あなたにとってかけがえのない1日となりますように。

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#シニア #いなか暮らし #今日のつぶやき # 知念実希人 #双葉社 #読書感想文 #読書好きと繋がりたい #毎日note

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