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世界一おしゃべり上手な人たち(16-50)

2月も3分の2過ぎましたが、年末から年始に夫はかなり長いお休みをいただきました。

公共施設である図書館も同じだったので、キンドル本を購入して、少しづつ読み進めていました。

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半世紀前、国王に送った一通の手紙によりイランに留学、日本のペルシア文学研究を大きく進展させてきた女性研究者が、言葉の国イランの、当時と今、その文化の魅力を語る。(Amazon内容紹介より)

ペルシア文学研究第一人者の岡田恵美子氏の体験エッセイです。

私自身中近東の地理、歴史共とても弱く、苦手意識があったので、エッセイならと購入したのです。

読み終わってイランの人々の人懐っこさと宗教に対する姿勢が、とてもよくわかった気がしています(笑)

私がまだイランという国を知らない頃に、著者は勇気を出して留学し、日本のペルシア文学研究第一人者への道を進みました。

この著書を読むともちろん著者自身の熱意も見事ですが、それ以上に家族、婚約者、そして恩師の存在がとても大きいことがわかります。

最近日本でも、第一人者のかたが必ず家族、自身を支えてくださった方への感謝を言葉にされる方が多くなりましたが、返って私の若い頃は他国の人のスピーチに驚いたものです。

日本人の慎ましさは美徳ではありますが、世界標準として言葉にしなくては伝わらないことをこのエッセイでも強く感じました。

時代は刻々と変化していきます。私たち日本人も言葉を発する上で何を大切にし、何を変えていかなくてはいけないのかをいつでも掴んでおけるようになりたいと思いました。

今日も読んでいただき、ありがとうございます。

あなたのとっての強みがありますか?

私は未だ掴めていませんが、命が尽きるまでに何かひとつは持っておきたいと思います。

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