医者と音楽、それから放送作家②
どうもばんだどぅです。
精神科医でベーシストで放送作家志望と謳っていたが、また説明文が変わっている。迷走しまくっている僕は今後も上の説明文は変わっていくのだろう。急に、だ、である口調になっているし...
しかし、だ、である口調だと冒頭はどうなるのか。
どうも、ばんだどぅだ。
というのも変だし
それはさておき、前回の記事の続きになるが、僕はナベプロの放送作家コースの入学オーディションを控え、ある歌を歌おうと奮い立っていた。
ある歌とは、僕が落ち込んだ時に、自分に向けて作った曲だ。
曲名は「うまく行かないそんな日は」
である。歌詞には、僕が今まで言われて嬉しかった言葉をひたすら列挙しており、「ぼそっと言う、一言面白いじゃんねぇ〜」という歌い出しから始まる。
社会人に成り立ての時に、落ち込んだ辛い夜、この曲をよく歌ったものである。
ただこの曲をオーディションで披露するのが正解かはわからない。めちゃくちゃ滑るかもしれないし....
明るい気持ちになりたくて作った曲なので、比較的コミカルで面白く作ったつもりだが、1人で作ったし、面白いのかもわからない。
そこで心配なので友達に電話で披露してみた。
すると、クスッと笑ってもらえた。
友人の笑い声で社会から許されたように気持ちになった僕は、調子にのって、その友人に「曲名はなんだと思う?」とめんどくさい女のようにクイズをだした。
様々なヒントを出すと、友人はこう答えた。「うーん。うだつあがんねぇときでも?」
友人が遥かにキャッチーな曲名くりだしてきた。
曲名はそっちに変更した。
自己PRの制限時間は3分であり、歌は1分30秒に収まったため、冒頭の1分30秒は、精神科医や頑張ってきた音楽を放送作家に絡めて自己PRすることにした。
僕は社会人としては医者しか経験していないため、普通の就活をしていない。
28歳にもなって改めて自分の強みや長所を見つめ直すのはすごく新鮮だった。
医者時代のプレゼンや発表の10倍くらい練習を繰り返した。
その練習も楽しくてしょうがなかった。
そして本番。わざわざ有給をとり、舐められたくないので黒いタートルネックを着て準備万端で会場に向かった。
黒タートルネックは、着ているだけでクリエイティブなセンス人間に見えるので、みんなもぜひ勝負の日は着ていって欲しい。
会場に入り、ナベプロ面接官の方に、立ってでもいいし、座ってでもいいので、自己PRを始めてくださいと言われた。
もちろん前者を選択した。
友達と練り上げた「うだつあがんねぇときでも」は、サイドステップを踏みながら、ひたすら嬉しそうな表情で歌うのが肝だと思っていたため、表情が見えた方が良いと思っていた。
始まる前に、「マスクをはずした方がいいですか?」
と表現がしやすいような環境を作るために、面接官に撒き餌をまいた。
しかしナベプロ面接官の方もまさか2ステップ笑顔singingが繰り出されると思わないので、「いや、大丈夫ですよ」と一蹴。
2ステ笑顔が見せたいとは言えず「あ..あの.......はい!!じゃあよろしくお願いします!!」と、戸惑い&ええい行ったれ!後は野となれ山となれ!!の返事をして、自己PRと歌を披露した。
2ステsingingの最中、面接官の方は少しだけだが、ニヤニヤしてくれた。
嬉しくて、一瞬その空間がゆっくり流れるような感覚を覚えた。アイドルってこんな気持ちで歌ってるのかな??と思っていたが、多分違う。
終わった後は充実感から、全盛期のAKBの歌い終わった後みたいに上下に少し揺れてたと思う
全力でやりきった後、ナベプロ面接官の方から「表現する方の芸人さんとかには興味がないんですか?と聞かれが、学費も高いし、度胸もないので断り、会場を後にした。
でもその一言も、嬉しかった。
そして後日手紙が届き、その手紙には審査員賞を受賞しましたと記されていた。
僕はやったえ!??と叫んだ
しかも審査員賞は学費を一部免状してくれるというオマケつき。
よく考えると、オーディションではよっぽどやばい奴以外は落とされないと言われていたため、ここまで頑張る必要はなかったのだ。
しかし誰もが力を抜くところで、全力で頑張ったからこそ、結果的に審査員賞を受賞できたのである。
人と違う事をするというのは、今後も重要なのだろうなと思った。
「何事もがんばれば報われるんだなぁ」「よくやったなぁ、俺」とその日は風呂場で自分に声をかけた。(実際にかけた)
いつも何かをやり遂げないと気持ちよく眠りにつけない僕だが、その日は早めにベットに入り、スッと眠りにつく事ができた。
こうして僕の放送作家スクールオーディションは、非常に綺麗な高橋みなみマインドで幕を閉じた。
そして次の日
早くも次の行動を思いつく。
YouTubeを....始めよう!!!
✳︎つづく
この曲をsnsでupしたところ(2ステ笑顔も含めて)
意外にも、なんか元気が出た。という意見をもらえました。自分を元気づけるための曲なのに一石二鳥で嬉しいです。
下記は、オーディションの時に、最終的に練り上げた自己PRと曲の歌詞も載せておきます。
よかったら読んでみてください。
しつこくてすいません。
〜自己PR〜
僕は高校生の時にバラエティがすきで、放送作家という仕事に興味がありましが、はずかしながら、安定をえらび医者になりました。もうすぐ30代にさしかかるいま、もういちど当時の自分と向き合いたいと思って、今回志願しました。
僕は精神科医をしていまして、放送作家にどのように生かせるか考えてみました。
①不安を軽減させる
業界関係のみなさんは、いつ淘汰されてもおかしくない世界で常に不安と隣り合わせで戦ってると思います。辛い時には話をきいて、その人にあった対応で不安を軽減させます。必要なら薬もだします。
②精神療法的な企画立案、ネタ作り
昨今は大ストレス社会で、みんな癒しを求めてます。瞑想が流行っていたり、音楽では刺激の少ないlofiHIPHOPというジャンルの音楽が流行っています。そーいった角度からの企画立案も可能です。
③発想の転換
精神科には、正直どうしようもねぇなこいつという方もいらっしゃいます。
どんな人でも「うまくいっていない人生の打開案」を捻出する仕事でもあります。
「違った視点から良さをみつける粘り強さ」は鍛えられてると思います。
もう一つ、僕は趣味が音楽で、簡単な曲を作ることができます。落ち込んだ時に自分にむけて作った曲がありまして、短いですが一曲だけ聞いていただけないでしょうか?
〜うだつあがんねぇときでも〜(曲)
ーイントロー(セリフ)
みんな落ち込んだことがあると思います、そんな時に無条件に大丈夫と言ってくれるひとがそばにいるだけで安心してもっと頑張れると思うんです。この曲は僕が言われて嬉しかった事を歌詞にした曲です。聞いてください 「うだつあがんねぇときでも」
ー歌詞ー
ぼそっと言う一言面白いじゃんねぇ
笑った時のほっぺた水羊羹みたい
どこひっぱってきてんねん的な視点〜
俺からしたら持ってる人間
一部の女の子からめちゃ好かれる
u〜wow
むずっかしい〜自分自身に価値があるのかなぁ〜。(tell me please)
足が長い。スタイルがいい
あ〜明確な好きな事がここにあるじゃん
あるじゃん
渋いセンスしてる
いい声してる。お前がいくなら俺もいこうかな
休み時間〜みんな〜お前の席に集まる
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