BANBU [ばんぶ]

three eyes are mine. 東京を中心に活動するポップアートアーティスト…

BANBU [ばんぶ]

three eyes are mine. 東京を中心に活動するポップアートアーティスト Insta:https://www.instagram.com/banbu.daishi/?hl=ja Webshop:https://banbuat.stores.jp/

マガジン

  • 日記 2022

  • WAGA・MAMA

    例えばさ、僕に才能があったら 気怠い日曜日の午後を過ごさなくていいし さっき投稿した いいね の数を数えることもない。 あいつのご機嫌を伺う事も無いだろし。  このまま、表現者を続けてもいいのかどうかも悩む必要がなくなる 今日、なにも残せずに死んでしまう恐怖と戦うことはなくなるだろう。 そうだこんなわがままをいうこともないだろう。

最近の記事

  • 固定された記事

beginning

 絵を描くと言うことは、僕にとってはもう生きる手段となっていて 心臓を動かす次にやるべきことなのかもしれない。  アーティストよろしく言ってみたけど、 言葉で見るほど陳腐なものではなく、本気でそう思っている。  思い返すと、保育園の頃から落書きをするのが好きだった。 それは僕が喘息を持っているのと父親がいない家庭環境から スポーツを嗜むような文化がなかったからかもしれないけど。 とにかくはじめて、”僕の” クーピークレヨンを手にした興奮はわずかながらに覚えてる。  それ

    • 4/12 友達の個展へ

      今日は22歳くらいの時にnycに3ヶ月滞在してた時に出会ったその当時はスケートボード人間だったyou2という友達の初個展に行った。 彼の作品は、使い古したスニーカーを使ったコラージュ作品でNYロゴやアディダスのロゴマークなどのモチーフや彼の世界観をそのまま抽出したようなマスク作品などが並んでいた。 彼とは偶然出会ったに等しかった。僕がソーホーという街を歩いてると、向こうから男の人が近づいてきて、唐突にwhere did you get your pierce??[どこでそ

      • 04/07

        今年に入ってからとても忙しく絵を描いている。 色々な展示が重なったのもあり、もうすでに去年の倍は作品を作っているはずだし、今年の今後の予定もポツポツと埋まってきた。昨年11月からは海外のギャラリーにも所属させていただいたし、最近は作品も有難いことに購入して頂けるようになってきた、それはここ数ヶ月運がいいだけなのかはわからないが、着実に買って頂ける機会が増えてきた。 きっとこれを読んでくれてるみんなにとって僕は、すでに画家又は絵を描く人という認識なんだろうけど、未だに僕は絵を

        • ハートの愛

          ほんの少し前に来た君が、 ずっと前から居た僕らの 見えないフリをしていた全てのことを、 とってもおかしいと言い、嘆く。 そんな君が、僕を見つめる瞳はまんまるで。 依然と、ハート型の愛なんてここには無いが、 その君の瞳は、本当の愛は丸いんじゃないかとさえ錯覚させてくれる。 そんな夜空には円形の星達が輝く。

        • 固定された記事

        マガジン

        • 日記 2022
          2本
        • WAGA・MAMA
          4本

        記事

          100万粒の光の塊を手に持つ現代

          絵画という可能性 何万年も前から、人間が本能的に行ってきたであろう 絵を描くという行為は、 100万粒以上の光の塊を手に持つ現代に一体何の力があるのだろう。 何の意味を思って、巨大な砂漠に線を引き 洞窟の岩壁に色を落とすような行為を続けているのか、 僕は常々疑問に思う。 本来絵という物は、皆が思うような ”有難いもの”に該当するはずでは無かったはずで、 時代と主に、時代を記し、宗教と近く寄り添いあい、 Artistなる人たちが力を持ち、新たな表現を模索し続けた結果。 美術

          100万粒の光の塊を手に持つ現代

          じょうろ

          僕は、満員の通勤電車に乗って
月々187,800円の給料明細を持つために、
頭を低くするようになった時間より、
お母さんの腕の中で愛されてた時間の方がずっと長いはずなのに
何故かそれらは嘘みたいに思い出せない。 
あぁ、あの頭を低くした時に 頭の先端からじょうろのように パラパラ流れて無くなっちゃったんだ。

          フタドメ

          午後2時14分 起き抜けで食ったカップヌードルを置いて 惰性で交わした口付けで 不安になった僕達を、 フタ止めシールが繋いだ。

          TU・KI

           月は宙に浮くくらい軽い 薄い青みがかった重たい灰色の空に月は燦々と輝いてる。 あんなに薄くふわふわとした雲よりずっとずっと高いところで陣取っている。 見ればわかるよ。月は軽いんだ。  そうするとさ、きっとスゴイ人間が僕に教えてくれて。 何故、月は浮かんでいるのか。何故、地球は青いのかとかさ。 聞き心地はけっして良くは無いが、僕は納得した方がいい気がした。 だって、彼らはきっとスゴイ人間で、僕よりも沢山良いものを食べてる気がしたから。 僕は頷いた。  それからというもの僕は、