見出し画像

じょうろ


僕は、満員の通勤電車に乗って
月々187,800円の給料明細を持つために、
頭を低くするようになった時間より、
お母さんの腕の中で愛されてた時間の方がずっと長いはずなのに
何故かそれらは嘘みたいに思い出せない。



あぁ、あの頭を低くした時に
頭の先端からじょうろのように
パラパラ流れて無くなっちゃったんだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?