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ADHDコラム【仕事がつらい、休職を考えるあなたへ】

まず結論を言うと、私は『本当につらいのなら休職すればいい』と考えています。

今あなたが本当に仕事がつらく、悩んでいるのであれば、ぜひ参考までにこの記事を読んでみてほしいと思います。

先日書いた自己紹介の記事で、仕事のプレッシャーとストレスからADHDの症状が悪化、うつとの診断を受け、1か月休職した時期もあったと書きました。
前回記事👇

本当につらいのなら休職すればいい

世の中では、うつになるのは心が弱い奴だ、休むようなやつはダメだ、と思ったり言ったりする人が定数いるように感じます。

しかし、私はこの休職期間があったおかげで自分の考え方の偏りや、生きずらさの原因を知ることができ、人間としても成長できました。
その結果、仕事でも評価されるようになり、さらなるステップアップとして、転職活動し、満足のいく結果が出すことができました。

だからこそ『本当につらいのなら休職すればいい』と考えています。

ただ、その前提であっても、休職前にできることもあるかもしれません。

一度休職した人にはチャンスを与えない、世の中にはそういった会社があるのは事実です。そういったリスクも考慮し、ちゃんとつらい原因を掘り下げたうえで本当に休職が正しい選択になるのであれば、その時はしっかり休んで自分を見つめなおす機会にしていきましょう。

では次は今あなたがつらい原因は何か?を紐解くところから始め、その原因から、本当に休職があなたにとって正しい対策なのか?と考える流れでお話していきましょう!

今あなたがつらい原因を知る

仕事がつらく、会社に行くのが本当にしんどいと感じる理由には大きく2つのパターンがあると思います。

①労働環境による外的要因
②自分の考え方の偏りからくる内的要因

この2つです。それぞれ具体的な例と合わせて見ていきましょう!

①労働環境による外的要因

俗にいう「ブラック企業」「ブラック部署」といわれるものがこれに当てはまるかもしれません。

具体的には
1.労働時間、残業時間が異常に多い(ex.終電まで働くのが普通)
2.上司からのパワハラ(ex.激しく怒号が飛び交う、過度に叱責される等)

このようなパターンの時は休職は最善の解決策ではない場合が多いです。なぜかというと休職したとしても状況が好転する可能性が低いからです。

1.労働時間、残業時間が異常に多い(ex.終電まで働くのが普通)
この場合、そもそも企業や、就いている業務の体質に問題がある場合が多いです。仕事内容が俗人的であったり、個人に任される業務の量が適正でなく、それを長時間労働で何とか回すといったものです。

ただそれ自体を一方的に批判するつもりはなく、仕事の負荷の大きさと成長は比例することが多いです。ですので、それを成長するいい機会と捉えて取り組める場合は、そこで学べるスキルや経験をとことん学ぶというのも選択肢の一つではあるかと思います。

しかし、それがあまりにも度を越えていて、肉体的精神的に限界を迎え、重度のうつ状態になってしまうリスクがあるのであれば、その仕事から離れるため、異動希望や転職を選択しましょう。

一度重度のうつになってしまうと元に戻るまでに非常に多くのリハビリ期間を要してしまいますので、すぐに離れましょう!

休職が適切でない理由としては、一時的に回復したとしても、また同じ業務に戻ることになり、また厳しい労働環境に身を置くことになり、あなた自身が削られてしまうからです。

転職の準備のために休職する、というように目的がある場合は良いと思いますが、休職するだけでは解決が難しいということは念頭に置いておきましょう!

2.上司からのパワハラ(ex.激しく怒号が飛び交う、過度に叱責される等)

この場合は、あなたが休職する必要は全くありません。

上の労働環境は問題ないけれども、上司が問題、という場合は、その上司さえ変わればあなたの状況が好転できる可能性が高いからです。
その場合は、人事部やコンプライアンスの部署等に現在の状況を伝え、その人の改善や異動を促すよう働きかける等の動きをとっていきましょう。

この動きをするときのポイントとしては

・その上司の上司に相談しない
・しっかりと証拠、記録を残す

この2つです。

・その上司の上司に相談しない
上司の上司に相談してしまうと、自分の管理責任を問われ、評価に傷がつく恐れがあることから、問題がうやむやにされてしまう等、大きな改善に結びつかないことがあります。直で人事部等動いてくれる所に相談するようにしましょう。

・しっかりと証拠、記録を残す
これは人事部やコンプライアンスなどに相談する時の説明に役立つことはもちろんですが、一度本当にその上司に原因があるのか、自分に原因がある部分もあるのかを客観的に見直すことにも役立ちます。

その作業をせずに、それはあなたにも原因が大きいですね、という結果に陥らないようしっかりと記録を残し、報告前にチェックするというフローも行うようにしましょう!

ただ、ここまでしてもその上司の改善が行われない場合には、結局企業の体質に問題がある場合もあります。その場合は転職も視野に入れていきましょう。

このように①労働環境による外的要因の場合には、休職しても改善がなされず、休職しても、ただつらさの先延ばしになってしまうことがあるということを意識していきましょう。

②自分の考え方の偏りからくる内的要因

①とは異なり、労働環境も上司もいいんだけど、自分が仕事ができなくてつらい、努力が全然足りていなくて周りに迷惑ばかりかけてしまう。。

このように考えてしまっている人の場合は休職や、休職しないとしても自分の考え方の偏りを見直すという行動をとることで、自己成長やつらさの解決が目指せると思います。

私はこちらのパターンでした。

このパターンの人の多くは、当時の私含め、自分で自分を責めてしまう傾向が強いです。「なんで私は周りのみんなのようにできないんだ」「これもあれも足りないところが多すぎる」のようにです。

ただ、これは主観的な見方が強く、実際は周りよりもできていることもあるにも関わらず、
どんどん自分のできない所ばかりを見つけてしまう→さらに自信を無くす→自信がないことからさらに仕事に支障をきたす→自分のできないところに目が行く という負のスパイラルにハマってしまうことが多いです。

でも周りから見ると、言われてみるとそういう部分もあるかもしれないけど、そこまでできていないと感じたことないよ?と感じるパターンも多いものです。

まず自分にこういった考えの偏りがあることを理解し、負のスパイラルにハマり始めそうになったら、また自分を責める思考をしまっている、でもこれは自分が思っているだけだから、一度考えることをやめてみようという風に、一度立ち止まるということを試してみてください。

私が実施にやったより具体的な思考の修正方法等については、また別の記事でお話できればと思います!

本当につらい時は自分で自分にもっと頑張れ!と鞭を打つのではなく、自分が誰よりも自分の味方となって優しくいたわるように心がけてあげてくださいね。

最後まで読んでいただきありがとうございました!

ではまた次の記事で!



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