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ケンちゃん派?ナンちゃん派?②

前回の記事はミュージックビデオ公開に合わせて書きました。

「VS」というからには、どっちがより好きか言いたい!

でも・・決められない!リリースしてちゃんと聴いてから決める!と、結論先延ばしにして逃げたのでした。

そして今回。

いよいよリリースされて、手元にCDがですね。あるんですよ。

見ての通り、このCDの所有権は完全に僕にあります!

I have a compact disc !

両バンドとも3曲ずつ入ってまして、初回聴いた感想がこちら。

これ、20周くらいした今もほとんど変わらないですね。

それでも、どっちがより好きか無理してでも言いたくなるくらいに、向き合いたい作品です!

うまく言えないから伝えるの止める、のを止めよう!という方針に基づき書いていきます。

まずKenさんの1曲目『Support Your Local』。サウンドもパンチありすぎですが、歌詞が超かっこいいんですよね。

「地元にお金を落とせ!」「音楽、スケボー、服、好きなものあるだろ何でもいい!」「地元がクソにならないように行動しろ!」という痛烈なメッセージ。

これを初期パンクのようなドッタドタのビートに乗せて、それぞれの楽器が荒々しくも自由にじゃれ合い、英語の歌詞はスラング全開でこっち側に飛ばしてきます。あとギターの音がとにかくデカい!

1曲目の勢いを殺さず、雪崩を一瞬だけ止めるような高らかな「Malibu Beach!!」の宣言から始まる怒涛のHanoi Rocksカバー。
原曲からアレンジはあまり加えてないけど、Ken Yokoyamaバンドの今のモードが見て・・いや、聞いて取れます。何よりもギターの音がとにかくデカい!

3曲目は先日の記事でも書いた通りSKAの曲。さっきKenさんがラジオで「新しい踊りを開発してほしい」って笑いながら喋ってて、まさにその通りの自由な曲。
「曲タイトルがPOGOなのに中身はSKAだし、もうなんでもいいの!」と仰ってました。

Ken Yokoyamaは次のフェーズに行こうとしてる、凄く開けた音になっています。こういう「変身中!」みたいな時期の音源って好きなんですよね~。
そして、実はバンドとして新しいこと色々やってるのに、良い意味でそれを感じさせません。
きっと、Ken Yokoyamaの本来の持ち味であるオールドスクールさも一緒に突き抜けているからでしょう。う~ん、懐が深い。

後攻の幕開けは、NAMBA69の1曲目『LIVE LIFE』。
やはりこちらも今のモードというのを強く感じます。Kenさんの「うわー!なんか飛んできたー!」感とは対極とも言えそう。

このスプリットに向けてバッチバチに書き下ろして、アレンジも時間かけてガッチリ固めて、満を持してPIZZA OF DEATHから出てきた感。

ここに、万全の難波さんのボーカルが乗ると無敵です。

Kenさんのボーカルは演奏の一部という印象がありますが、難波さんのボーカルって、曲の真ん中で特別なパワーを持って輝くんですよね。

2曲目の『PROMISES』。このスプリットの中で、曲が始まるたびにハッ!とします。NAMBA69のキャリアを更新したこと間違いなし。ライブでも重要な局面で演奏され続けていくでしょう。

3曲目の『SONG 2』はblurの代表曲。アレンジも趣向を凝らしまくって、遊び心も感じられます。
最初のAメロでSKAを取り入れてまして、まさかのタイミングでKen Yokoyamaと一緒に裏打ちを鳴らすという。面白すぎます。

・・で?どっちがより好きなの?

今現在も、目と耳から血を流しながら書いております。

「んンンン・・な、NAMBA69で、おねがいsdfyg・・・」

2018年、ありがとうございました・・

―そう告げて、彼は今年の判断力のすべてを使い切ったのであった。

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