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#1 熱中症の生徒 初めての救急搬送🚑

ひよっこ養護教諭として働き始め早3ヶ月。一番恐れていたこと。それは1人の時に救急搬送。その日が来た。


 出勤し、学校に入った途端。遠くから車椅子が見えた。あら〜。
先生、部室で生徒が吐いてるみたいです」と。
保健室に荷物を置き、冷房ON!応急バックを持ち部室へ。

 高校生の女子生徒。どうやら風邪をひいており今日が久しぶりの部活だったとのこと。駅から学校に向かっている途中に気分が悪くなり、学校に着き、部室で数回嘔吐していた。

 脈はしっかり触れる。名前言えるが過呼吸気味。発汗著明、顔色不良、車椅子での移動はできず、担架で保健室に運んだ。
 私含め、事務員さんが2名、後から顧問の先生が来てくれた。私は指示を出す側であるが、指示を出すより先に自分が動いてしまう。冷却、vsチェック、問診、記録、保護者、管理職連絡。
 常に考えていたことが救急搬送するか否か。
数回の嘔吐、立ち上がれない、呼吸苦、手指の硬直、意識はあるが鮮明ではない(JCS Ⅰ-1)、飲水困難。

迷ったら救急車」

 ベテランの先生が言っていた言葉が脳裏をよぎる。
この状態では保護者に引き渡せない かつ 水分補給ができておらず、脱水進行よる硬直悪化、レベルの変化の可能性もある。
熱中症のフローチャートを確認し、要請を決めた。
(そんなの確認する前に、救急搬送でしょと言われてもおかしくない)

「救急車お願いします」

10分も経たないうちに救急車到着。
初!救急車同乗。(母が貧血?で倒れ小学生の時に119要請はしたことあるが、救急車に乗ったのは初)
 病院でコロナ陽性。点滴治療を行い、硬直、吐き気は消失。なんとか起き上がれる状態まで回復し、母とともに帰宅。

 ひとまずコロナだが重症に移行せず、回復し自宅に帰れたのでよかった😮‍💨

 風邪であったという情報はあったが、まさかコロナ感染とは考えになかった。コロナね。確かに流行しているし風邪なら容易に推測できたな。


⚫︎自身の反省と感じたこと         (箇条書きです 自身の記録でもある)


担架必須:もしあの時近くになかったら取り行く手間含め、考えただけで恐ろしい。

役割分担:難しい!私は生徒の対応を行い、保護者連絡は状況の分かる人(今日の場合は事務員さん)に依頼して、繋がってから交代してもらうでも良かったかも。救急隊の要請は依頼した。記録も自分でしていた。時間把握のため自身の確認も必要だが、依頼も検討する。

・熱はなかったが救急車の中で発熱していた。発汗もあったため、正確に測れていない可能性も考慮。

・ずっと女子生徒をうちわで仰いでくれていた女性の先生には感謝しかない。救急車要請の際も「呼びましょう」と言ってくれたので心強かった。

・健康カルテでアレルギーと既往の確認ができていなった。

・緊急時こそコミュニケーションは最後まで。指示を確実に伝える。依頼することを恐れない。人を集めて協力してもらう。目を見て伝える。大切なことだと思った。

⚫︎感じたこと
 夏休み期間で部活生や自習生のための保健室開室であり、複数配置の学校であるが、この期間は1人体制。
熱中症にビビっていたのでチャートは毎日確認しイメージしていた。看護師1年目の時も急変に当たりまくっていたので、養護教諭1年目。何か感じるものがあった笑 その日が今日だった😇 まあ連日の猛暑。可能性は十分にあった。

 養護教諭のI番の責務は生徒の命を守ることだと思っている。今回の場合は今の状態から悪化させずに、救急隊、病院に引き渡すまでの確実な応急処置、素早い判断。
 しかし、今回改めて自覚したことは自身の判断力の遅さ。経験が浅いうちは知識が糧となるのだが、、。救急車要請は必要な状態であったが、正直迷った時間があった。次に生かす。
 
 でも今回、実際の場に遭遇し、診て、感じることができ、経験値を上げることができた。ひよっこ養護教諭 レベルアップ🐣

病院に着いた時の安心感ハンパなかった☁️

それでは今日も今日とてありがとう。

★NOTEでは、主に仕事(非常勤の養護教諭のリアルや大学病院の看護師の話)歯列矯正記録、HSP気質のマインドついて発信していきたいと思います。この記事がいいねと思ったら♡をお願いします😊
もし、同じような経験やアドバイスあればコメントも是非お待ちしてます😌



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