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子が発熱!ワーキングペアレンツ、背水の陣

共働きの致命傷
それは
突然やってくる子どもの体調不良。

学校、保育園から職場への電話は
緊急事態宣言。

朝の検温時に37.5度以上の数値で
Jアラート発動。

あったりまえのこんこんちきだが、
こんなことが起こるなんて予測がつかない。
著しく動揺する。

ひとまず、子どもの具合を確認する。

が、すぐあとに
「仕事、どうしよう」
の頭に切り替わる。

子供のあーでもない、こーでもないという
リクエストには上の空で対応。

(えーと、今日の会議何時からだったっけ?)

(今日締切の仕事、あったっけ?)

回らない頭を必死に回す。

「…どっちが休む?」

夫と話し合い開始。

「どうする?今日休める?明日は?」

気まずい雰囲気が家中に流れる。

子ども達の前で話すべき内容では
ないかもしれない。

しかし、迅速に判断せねばならない。
今後2~3日の夫と私の行動予定計画を
ざっと立てなければならない。

手帳とスマホと夫とにらめっこし、
今日・明日の対応を決める。

そこに子どもの意思はあるかというと
残念ながら、
子どもの意思はそこにはない。

共働き夫婦の我が家は、休める方が休み
看病にあたるのだ。

子どもはそれを理解しているようで、
「ママがいい」だの「パパにいて欲しい」だの
は言わない。
言ってはいけないと思っているかもしれない。

私の職場には、
看護休暇という有給制度がある。
さらに
私は未就学児の育児を理由に
時短勤務もしている。

夫の職場にある、看護休暇は無給。
取得実績のない形骸化した休暇制度らしい。

ゆえに、私が休むことが多くなる。
有給であることはなんともありがたい。

それでも、私が休めないときは夫が休む。
ママばかり休んでいたら、仕事はままならぬ。

共働き夫婦はこうして連携しなければ、
やっていけないのだ。

向こう数日の見通しを立て
恐る恐る職場へ連絡する。

職場の上司は急な欠員に動揺を隠せない。
それを察して、
罪悪感という名のモヤモヤが私の心を覆う。

車を1時間走らせた場所に住む
実父母に頼る手段もなくはない。
ただ、高齢の父母に無理をさせてしまう。
もみじマークを着けた車が高速を走るのだ。
助手席には難病患者である母を乗せて。
それはそれで罪悪感が芽生える。

仕事を休んでも罪悪感が残る。
仕事に出勤しても、
頭の中は子供の様子を気にかけている。

職場に感謝しつつ、
なんとか自分を保ちつつ、
子どもの寝顔を見ながら思うことはただ1つ。

健康とは素晴らしきもの

そう、
家族が健康でいられることは、
かけがえのない、ありがたいことなのだ。

やり場のない思いをnoteに記して、
心を沈静させる。


皆様もお身体ご自愛くださいませ。


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