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現職教員が書く自己推薦書①

僕は今年、現職教員採用試験を受験する予定です。現職教員採用試験とは、A県の教員をしながら、B県の教員を希望する場合に、B県の現職教員採用試験を受験するという形のものです(僕が希望しているのは、政令指定都市なので人気だから試験があるのかもしれません)。

大学4年生の時に受験した教員採用試験は、自己推薦書を提出し、筆記、実技、個人面接、集団面接と行いましたが、現職の場合は自己推薦書の提出と個人面接で決まるみたいです。

そこで、今回、自己推薦書を書いたので、せっかくならnoteで公開してみようと思ったのが、この記事のきっかけです。もし、興味をもっていただけたなら、助言や感想などいただけると、死ぬほど嬉しく思います!!!(今回の自己推薦書が一次試験的な位置付けで、これをパスできたら面接試験へと進みます。)


では、まいります!

項目1【S市で勤務を希望する理由】

 仕事と子育ての両立をかなえるためには、○○市がベストな環境であると考えているからです。
 現在育児休業中の妻は、主任職として□□社に勤務していますが、主任枠の多い○○市内で復職予定であり、その後の転勤も○○市内となる見通しであるため、私自身も○○市での勤務を希望します。
 また、現在二人の子供がいるのですが、二人ともリスクの高い出産となったため、次の出産を考えた時に、医療が充実している○○市での妊娠・出産を望んでいます。

この市を希望する理由は、これから子育てをする地として考えているからです。教員は転勤がつきものですが、今後は政令指定都市の中での転勤となれば、これから住み続ける居住地を決めることができます。また、その市の近くに妻の実家があるのもポイントです。


項目2【S市の学校教育の取組で、興味・関心のあることは?】

 大きく2つのことに興味・関心をもっています。
 1つ目は、「算数の少人数指導(原則25人以下の指導)」です。新学習指導要領改定にあたって学習内容が増えた小学校高学年の算数を少人数で学べることで、子どもたちの学習意欲も高まり、多様な子どもたち一人一人の能力に応じた学びを展開でき、個別最適化された学びの実現に寄与するものであると思うからです。
 2つ目は、子どもの力育成プランの中にある「家庭での会話の具体的ポイントを示している取組」です。学校・家庭・地域の関わる大人が一体となって子どもの習慣づくりを行っていくことで、子どもの成長を認めていく土台を作ることができ、自己肯定感や向上心が大きく伸びていくと考えます。

(取組の名称をぼかしている点はご容赦ください。)

はっきり言って、今回の試験のために調べました。でも、上記に書いてあることは嘘じゃないです。少人数指導では、教師の目が行き届きやすく、子どもの自己存在感も上がり、普段一緒に勉強しない子と共に頑張る機会になります。習熟度別じゃない少人数指導なのが何よりイイと思っています。また、保護者の中には子どもとどんな話をしたらいいかわからないという方もいます。そこで、子どもとの会話には、具体的にこんな話題、ポイントがあります!という方針を示しているのも、学校と家庭の連携において必要だと思いました。


項目3【S市の学校教育にどのような貢献ができるか】

 小学校で学級担任をしてきた経験を生かし、一人一人の存在を認め、よさを生かした支持的風土のある学級経営をベースにして、子どもたちの成長に貢献することができると考えています。
 特に、高学年を中心に担任した経験から、子どもたちの難しい人間関係を幾度となく目の当たりにし、その都度試行錯誤を繰り返しながら子どもたちの声に耳を傾け、課題解決に尽力してきました。これからも、アンテナ高く子どもたちの思いに寄り添い、謙虚な気持ちを忘れずに子どもたちと関わっていきたいと思います。配属された学校がどのような学校であっても、子ども、保護者との出会いに感謝し、よりよい子どもの成長に尽力していく所存です。

うーん。当たり前のことと言われればそれまで。ですが、高学年を担任する先生はきっとほしいだろうという読みのもと、上記のように書きました。自分自身、まだ何者でもないことを痛感します。


項目4【教員として大切にしていることは?】

 教師としての使命感と教育的愛情を持ち、自分自身が学び続ける教員でありたいと思っています。子どもにとってわかりやすく楽しい授業を目指し、日々の研鑽はもちろん、研究会での活動にも積極的に取り組んできました。また、学校づくりを担う一員としての視点から、一人で抱え込まずに、チームで連携・協働しながら指導・対応することも大切にしています。
 また、多様な子どもたちが共に同じ教室で学ぶにあたって、一人一人の違いを認め合い、互いの価値観の違いを受け入れることで生き方の幅が広がるということを根底に据えて学級経営をしてきました。全ての子どもにとって学校が楽しい場所であるよう、これからも子どもの居場所づくりという視点を大切にしていきたいと思います。

これも当たり前のことです。前半は、教師の心得みたいなものなので、誰でも書けると思いますが、後半部分は、私の信念が隠れている部分でもあります。それは、通常級における多様性、発達障害等をどう受け止めて対処していくのかについてです。合理的配慮、視覚的支援、その子の特性に応じた支援方法などがあげられますが、私はそれよりも「みんなちがってみんないいマインド」を学級全員がもてるようにすることに力を入れます。個別で支援をしていっても、正直時間が足りません。確かに、このやり方には、その子とってのベストな支援を提供できない分、教育効果が半減するというデメリットはあるかもしれません。ですが、皆と同じことができないことで問題行動に走ったり、無気力になったり、必要以上に愛情を求めたりする二次障害を防ぐことができるというメリットがあります。何より、子どもが、自分の個性を生かして過ごすことで毎日の学校生活は格段に楽しくなり、自分も貢献したいという気持ちをもつことができます。それこそが、成長に最も寄与するのではないかと思うからです。

(面接の時は、ここに突っ込んで聞いてもらえたらいいなぁと思って書きましたが、実際に書いてみて上手く説明できてないなぁと感じました。まだまだ思考を整理していく必要がありそうです。)


以上が前半部分の内容になります。

前半を終えて

項目1以外は考えさせられる内容ばかりで、思考を整理する段階で堂々めぐりしていました。実際に言葉にすることで、「やっぱりこれが大事だよね」ってなることばかりではなく、「自分って、こんなことを大切にしていたんだなぁ」と気付くポイントも多くありました。

明日は続きをあげたいと思います。では、また。

小学校教師、パパとしての立場から発信し続けていきます!これからもよろしくお願いします!