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食べること 生きること

夏休みの振り返りをまたやります。

稲刈り

9月9日に株式会社カグヤさんと一緒に千葉県にある藤崎農場の稲刈りのお手伝いをしに行かせてもらった。

※株式会社カグヤさんの詳細は以下のサイトから↓

株式会社カグヤさんとの出会いは、高校1年の時に、自分が鹿児島の高校入学した時からだ。自分のクラス(プレップ科)のコンサルティングの一環で、『一円対話』を3年間クラスメートと行った。その時にいつも自分たちの対話をビデオで撮影していた人たちで、当時は「この人たちは何者なのだろう」と思っていたが、こうして大学生になってから、一緒に活動させていただけてすごく嬉しかった。

雨の予報だったのに、晴天だった。田んぼを見て思った。

実るほど頭を垂れる稲穂かな


バイトで、塾の講師をしているが、それとは違う、久しぶりに「本当に働く」という体験をさせてもらった。

炎天下の中、稲刈りをする。途中で調理をしている女性方のところに休憩しにいき、水分補給をするついでにお話をして、また稲刈りに行くの繰り返しである。

友人と遊ぶとかご飯を食べに行くのとはまた一味違う楽しさがあった。

昼ごはんは、おむすびとみそ汁、漬物のみ。あとは焼いた野菜。一生懸命働いた後のご飯ほど美味い飯が果たしてあるだろうか。普通は、魚か肉が欲しくなるが、その時は全くほしくなかった。十分なご馳走に感じた。食べることは生きること。生きていると実感した。

最後の晩餐は、おむすびとみそ汁、漬物に決定したw

藤崎さんのお米は無農薬で、昔のお米の作り方で作られている。本当に美味しい。高校の卒業記念でいただいて以来、玄米が好きになった。

今年は、昨年より収穫が2倍だったそう。本当にすごい。

今年はコロナの影響で、例年よりも手をかけることができなかったという。たぶん、それが良かったのかもしれない。本来、お米はあまり人間が手をかけないほうがいいのかもしれない。薬なんか使わなくても、こんなに立派なお米が作れるのだ。本当に作物の生命力はすごいと思う。作物は人間が変に手をかけるから、環境に弱いと考えられるが、本当は人間よりも強いのではないかと思う。人間がコロナで騒いでいる間にも、作物は気持ちの良い日光と風を浴びて、のびのびと生きているのだ。

稲刈りをして学んだこと。作物から教わったこと。「コロナのせいで...」と言っているのがバカバカしくなってきた。自分のやりたいこと、生きたいように生きようと思った。

久しぶりに多くの人と関わることができた。この稲刈りで知り合った人や再会できた人が多くいた。2年ぶりに会う人もいた。「大人になったね」と言われて嬉しかった。やはり自分は人と関わるのが好きなんだなぁと改めて感じた。お米が人と人をつないでくれたと思っている。そういう人とのつながりは大切にしようと思うし、これからもこの人たちと一緒に活動したいと思った。

次は11月の新嘗祭。今度は自分たちが稲刈りしたお米が食べられるということで、すごく楽しみである。

本当にやりたいことは原体験からのみしか生まれない