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KPOPレジェンド①ミンヒジン


ミンヒジンという女性をご存知ですか?今日は、KPOP界に絶対に欠かせない彼女の話をしていきたい。


2023/8追記
Newjeansの生みの親!


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美人なんだよなあ(惚)


ミンヒジン      79年3月生まれ
大学にて視覚デザインを専攻し、02年SMエンターテインメントに入社。当時まだ新生の部署で所属アーティストのコンセプト設定から始まり、徐々にレコードデザイン・スタイリングなどを含めた総括的なビジュアルディレクティングを手掛ける。ミンヒジンを中心とした映像チームができてからはミュージックビデオのディレクティングにも携わる。17年には取締役に就任。公開採用社員からの就任は初。18年SMエンターテインメントを退社し、現在はHYBEのブランド総括(CBO)を務める。

凄い人です。(一言)

彼女は入社前KPOPに興味がなく、「自分からは遠い存在だったが社会にはとても近い存在だった」「自分のスタイルを大衆音楽に落とし込んだら面白いのではないか」と思いSMへの入社を決めたという。ハー運命。
私はモロにミンヒジンのSMアイドルで育ったので、彼女の世界観やコンセプトが大好きで大好きで大好き。特にミンヒジンが手掛けたガールズグループは独特の美しさと雰囲気で・・・

文字を連ねてもアレなので、彼女の作品を見ていこ~。


少女時代

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ミンヒジンの世界観がよく現れている最初のアイドルは少女時代。少女時代という名前が決まった時、彼女はイメージマップを作成してイスマン社長に提案した。少女がどういう「少女」であるかが重要だと話し、全体的なビジュアルコンセプト確立のため、各チームと連携をとって進行。『Gee』の頃からはステージコンセプトや衣装など全体的なビジュアルディレクティングに携わるようになる。純で強くて可愛くて美脚…当時の女子の憧れとなった少女時代は彼女によって作り上げられている部分が大きい。

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SHINee

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コンテンポラリーアイドルSHINeeにはデビュー時から手掛けられたミンヒジンの世界観が強く表れている。2ndミニアルバム『ROMEO』はアルバムタイトル名も提案し、彼女曰く「自分の考えを完全に表現できたアルバム」。ユニークで印象的なビジュアルは彼らのSHINeeとしての姿を広く認知させた。

4thアルバムのリパッケージタイトル『Married To The Music』のMVには少しグロテスクな表現も含まれている。ダーク・ホラー・グロテスクといったアイドルに相反する要素をアイドルに落とし込み表現するのはこの後に紹介するf(x)RedVelvetにも多用されていて、THEミンヒジンの世界観~!

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EXO

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EXO PLANETから生まれそれぞれが超能力をもっているというイスマン発案のコンセプトを具現化したのはミンヒジン。非現実的なコンセプトを現実世界に落とし込む作業は容易ではなかったらしいけど、『遠い惑星で生まれた少年たちが地球に降り立ったら何をするか?』という視点に辿り着きその後の各アルバムを手掛けた。状況(アルバム)に合わせて変化するシンボルロゴやあえてリアリティ溢れるコンセプトフォトなどは全てこの視点に基づいて生まれている。

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f(x)

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突出したコンセプトで好き嫌いが分かれることも多いf(x)、ミンヒジンの世界観が最も強く表れているグループ。2ndアルバム『PinkTape』は彼女が初めて映像部門にまで携わった作品。『初めての親知らず』でのメランコリーな雰囲気、『NU ABO』のアンニュイで複雑な10代の雰囲気… f(x)の世界観が大好きという私情を抜いても、彼女たちの”典型的ではない美しさ”はきっといつまでも色褪せない。(大好きなので沢山載せる)


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▲Electrick shockのソルリが大好き。ナチュラルなヘアに散りばめられたカラフルなカラー、グレーのカラコンに色味がほとんどないメイク、ピュアさを際立たせるリップとワンピース…全てがソルリの持つ雰囲気とマッチ…誰にも真似できない『少女観』がたまらん…

▼ミンヒジンが初めて映像分野まで携わったアートフィルム。限られた予算と時間の中でこだわりぬいた作品。少ない時間でミンヒジンの考えを理解してくれる監督を求めた結果、大学在学中だった実の末弟に頼み込んで実現したこれはもはや自主制作!


RedVelvet

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”大衆向けの少女時代とユニークで複雑なf(x)の中間くらい”のコンセプト観でデビューしたRedVelvetはミンヒジンの”心地のいい奇怪さ”がよく落とし込まれている。上の画像もセンターのアイリン以外は足が1本でしょ?よく「レドベルもクセ強いよw」という意見を耳にするね、否定はできない…でもキャッチーでポップな雰囲気は大衆受けもしてきたんじゃないかなあ。「夏のレドベル」はポップ「冬のレドベル」はダークな感じ。2極の世界観を味わえるグループが彼女たち。

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▼大好きなピカブーのMVには衝撃を受けた~。アイドルが「囚われの身」になりがちなところ、レドベルがピザ屋のお兄さんを「捕えて」しまう。お兄さんをどうするのか…明確な描写はないけど(おそらく殺している)、レドベルの5人が”美しい恐ろしさ”を纏っているところにゾクゾクして本当に大好き。


NCT

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彼女が取締役に就任してしまったからか、ミンヒジン×NCTはそんなに多くない。デビューしてからの少しの期間だけ。でもデビュー前のティザーはめちゃくちゃミンヒジンっぽい。

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SMエンターテインメントのあらゆるアーティストを手掛けたミンヒジン。彼女の入社当初ほとんどが外注だった分野の業務を社内でやり始め、そのシステムを構築した人。システムが構築できるまでは、各分野でのコンセプト観の統一に何度も苦労したって。自分のイメージとかけ離れた衣装を用意したスタイリストがいたり・・・。会社に寝泊まりしながら作業を続けることもあって、与えられた時間内でベストを尽くせたのか?と自問自答しながら各プロジェクトの完成度を高めSMアーティストの素晴らしい作品をこの世に送り出してくれた。あまりにもプロフェッショナル。ハー素晴らしい。

今のSMはミンヒジン無くしては存在しなかったはず。彼女自身、SMのことを『胸で産んだ子』と表現している。(直接生んだわけではないけど子供のように大切に育てたので)


HYBE

そんな彼女は現在BigHitが生まれ変わったHYBEでに移り、ブランド統括のポジションに…!SM/JYP/YGの三大事務所市場をひっくり返した大企業。彼女がそんな会社から求められたことは3つ。

①会社のリブランディングプロジェクトの完遂
ミンヒジンの入社時はBigHitだったのでHYBEへのリブランディングプロジェクトだと思う。

②ガールズグループのローンチ
ミンヒジンが手掛けるガールズグループの魅力は十分伝わったと思う。GFRIENDも手掛けてほしかったな~という未練はあるけど。楽しみ。

③ミンヒジンのレーベル設立
今まで楽曲までは携わっていなかったと思うけど、レーベルとなると楽曲も含めてミンヒジンのブランディングになる。多分②のグループはこのレーベルからローンチされるのかな。


BigHitリブランディングに関しては新社屋のインテリアにもかかわったみたいなので少し載せておこーっと。当たり前だけどめっちゃ綺麗。

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▼HYBEのブランドプレゼンテーション動画。20:35~からミンヒジンがロゴや社屋について説明している。


彼女がSMから去ったことで悲しんでいるKPOPファンも多いし確かに私も寂しいけど、SMに関しては彼女が作り上げてきたものを引き継ぎ、また新たな世界観を見せてくれることを楽しみにしたいな~。HYBEでは、まだ自社から輩出したことのない初のガールズグループが今のミンヒジンによってどう彩られるのか!できるなら既存グループとの取り組みも見てみたい。わっくわっく。

2013年のインタビュー記事。

-大衆文化を眺める皆さんの視野が多様化したらいいですね。 “知るほど見える"という言葉が本当に合うと思う。視野が広いからこそ面白いものがたくさん見れて、またさらに多くを楽しむことができるでしょう。私と皆さん、人生をより豊かに楽しめたらと思います。






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