Joost-ユーロビジョンの悔しさを“ばいきんまん”に乗せて

Joost(ヨースト)
♪Luchtballon

？？？
MVの冒頭、男は、なぜかばいきんまんの気球に乗っている。
ユーロビジョン2024の“悲劇”のアーティスト、ヨーストだ。
しかし、気球は突然、銃撃を浴びて墜落してしまう。
なるほど。
どうやらこの曲、ユーロビジョンの事件を歌っている。
それもユーモアとポジティブをたっぷりに。

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そもそもユーロビジョン知らないけど？

ユーロビジョンとは、欧州放送連合が開催する歌謡コンテストだ。
国別にアーティストが曲をリリースし、
ステージでパフォーマンス。
専門家と視聴者の投票、ポイント制によって優勝者が決まる。
世界中からオンラインで視聴できるこのコンテストは、
日本では馴染みなくとも、
とんでもなくビッグでメジャーな音楽イベントなのだ。

じゃあJoostの“悲劇”って？

ヨーストはユーロビジョン2024、オランダ代表としてコンテストに挑んだ。
♪Europapa (ユーロパパ) は、ユーモア、インパクト、メッセージ性を兼ね備え、その中毒性に多くの人が虜になった。
しかし彼は失格となり、突然コンテストから姿を消す。
舞台裏での撮影を拒否した際、カメラマンに暴力を振るったことが原因だ。
実際のところの真実は不明だが、カメラマンの執拗な撮影に抵抗したことが問題視されてしまったとか。

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悔しさをバネにして

♪ユーロパパと重なるメロディは、まるで絵画な連作のような。
作曲の背景と反比例する軽快なメロディーが癖になる。
だが、炎上し失意に落とされたであろう心痛は計り知れない。
それでも前を向く姿勢と創作に対する意欲は、
誰にも止められないし、敬意を示したい。

それにしても、なぜ “ばいきんまん”？