2023/11/8 おとっつぁん、事件です。

今日は10時ころに起きた。いやはや、今日はできれば7時からウーバーをやりたかったがこうなればもう朝ウーバーは難しい。
日記を書いて、朝食を食べて12時になった。

意欲に燃えている。意欲に(1492)燃えるコロンブス。500年以上の時を経てコロンブスのような心持である。

Radikoで爆笑問題カーボーイのスイッチをオン。ウーバーのスイッチもオン。この状態で家の中で待機していた。
注文がぜんぜん来ず、うつらうつらしていると12:30ころに注文が来た。距離も長かったのでいったん見送った。
待っているといつの間にか眠ってしまったようだ。14時ころに目が覚めた。あちゃー、眠ってしまっていたか。

ウーバーは注文を受け付ける状態にして、三回依頼を断るといったん受付中止になるシステムがある。昼寝から目が覚めてもまだ受付状態になっていた。恐らくであるが、この90分間一度も依頼が来なかったということだ。
これはすごい。過去最悪の状態にある。ウーバーへの注文自体が少ないのだ。

このお昼はウーバーをやろうとしても意味がないなと判断した。ワイドショーチェックをした。ワイドショーチェックをすると、もう今週は流行語ノミネート30語の話題で持ちきりであった。日本はまだまだ平和である。
私の今年のノミネートは労働、納税、助けてが堂々のノミネートである。

程よい時間になったので、風呂に入ってアルバイトへ向かう。水曜日の夜恒例である。今日もほぼトラブルはなかった。いよいよ忙しいシーズンに入って電話やらFAXやらはじゃんじゃん飛んでくる。そこそこ忙しい。時給1150円では契約違反である。

このバイト先というのが、株式会社ではあるが市場に上場していない会社である。今の社長のお父さんが小さな事業所から大きくしていったという話を聞いた気がする。そしてその息子が今の社長である。
この社長が今の若者言葉で言うところのとっつぁん坊やである。哀川翔さんや所ジョージさんのような、遊びも仕事も全力で楽しんでいるタイプのとっつぁんではなく、世間の認知と自身の認知にズレがあるタイプのとっつぁんである。

この会社がとあるイベントに協賛したことがある。社長はこのイベントのメインに据えられているタレントの大ファンで、協賛した。この時点で大丈夫か?という感じだ。
社長はイベントの前哨戦のようなイベントにて、レッドカーペットをスポンサーとして歩けることになった。その際にスポンサー企業の偉い人達が歩いた後に、タレントが歩いたが、自身が歩いているときにシャッターが全然切られなくてちょっと悲しかった、という感想を全社員が見ることのできる日報で報告してくれた。当然だろ!とみんな思っていたが誰も指摘しない。
毎日、コラムを書いて全社員に読ませる時点で怪しいが、基本的に周りはみんな自分に注目していて、興味があって、称賛してくれていると思っている。それは大企業の社長の息子として生まれたからには仕方がないことだろう。

コラムの中では「○○について分かる方はご連絡ください」「○○で間違いがあったら教えてください」みたいなことを言うことがある。もちろん、我々一般社員、アルバイトには社長とのホットラインは引かれていないので連絡できない。
その数日後に「評判は上々でした!」みたいな文章が掲載される。あきらかに社長の周りを太鼓持ちが囲っているのがうかがえる。

また、イベントごとの時期になると家族でのパーティの様子や息子、愛犬の写真も共有してくれる。だれも興味ねえよ。それに息子もふてぶてしい顔してるな。と思っているが、誰も言わない。
そうだ、子供がいるのだ。嫁さんはとても美人である。社長のルックスを見るに、権力を剝き出しにしたのだろうなとうかがい知れる。しかし誰もそこは言わないようにしている。
社長夫人は相当な学歴、経歴の持ち主で今ではバイト先の子会社の代表として働いている。こういうことは言ってはなんだが、大奥で上り詰めて実権を握ろうとしているようにも見える。いやあ、怖いですよ。

と、長々と書いたが、ようやく本題に入る。社員の皆さんの中で会社のために頑張っている人というのがいる。いや、お金をもらっている分は頑張るというのは人としての道だろう。
ただ、その金額以上に頑張ろうとしている方の気持ちは私はわからない。どれだけ頑張って売り上げを上げたところで、あのとっつぁん坊やの懐を温めるだけである。
黙っている社長であれば、この事業所内を盛り上げて、楽しく売り上げを上げて良い事業所にしていこうよ!という気持ちもうまれるが、社長は毎日コラムでもって存在感を示してくる。
毎日「美人の嫁はん、息子、愛犬とのこの楽しい生活のために、皆さん身を粉にしてくださいね~」と言われているような感覚になる。いや、社長がそんな気持ちでやっていないことはわかっている。そんな風に受け取ってしまいかねないということに気づいていないのだ。そこがとっつぁんのとっつぁんたる所以だ。
頑張っている会社員の気持ちを私は理解できない。

現代社会に生きる、ストレスでつぶれそうな会社員の方はもっと気楽に楽しく生活してほしいと願っている。会社員は社長と株主のために働いていることを認識し、そこで落ち込むのではなく、あいつらの顔につばをひっかける方法はないかと画策する方が楽しい。
市民革命の日は近い。

バイトが終わると、田川くんが待機していてくれた。公演チケットのやりとりをするためだ。22時にバイトが終わるから、可能なら近くに来ていてほしいと言っていたが、時間通り来てくれていた。素晴らしい!
ラジオも予定通りアップロードできていた。素晴らしい!

ここのところ、田川くんサゲの記事を書いてきた(事実しか書いていないのだが)、ようやくアゲの記事を書くことができた。もうここまでくれば、時間通りに指定の場所にいるだけで褒めることができる。いいじゃんいいじゃん。この調子だ!

帰宅しながらウーバーを二件やった。高田馬場から駒込と南千住、二件持ちの依頼が来た。場所的にはちょうどいいかとおもって受託したが、この二件ともがペットボトルの2Lの水、1.5Lのジュース詰め合わせの注文でめちゃくちゃ重たかった。かばんはちぎれそうだし背筋を酷使している感覚だ。
こんな夜中に高田馬場からジュースを持ってきてもらうとはどんな心持ちなのか。
でも、注文があるだけありがたい。ウーバーの社長のために身を粉にしなければ。

今日面白いと思ったことは「いつかは社長になってスポーツカーの助手席にディカプリオを乗せて走っているところを社員全員に見せつけたい。」


こんなつらい人生。ここに空き缶を置いておきます。