2023/3/25 人の幸せを祝える人になろうよ。

今日は7:00に起きた。なかなか早いじゃないか。普通の会社員の方からすれば遅いだろというところだろうが、お笑いが起きるのが遅いという話は、もう星の数ほどの芸人がしてきた話なので、私はもうしない。
でも、たまにテレビとかラジオでこの話を楽しそうにしているところを見聞きすると、変に私は人と違うことをしたい病なのかもしれない。
意外と売れている芸人さんのやっているお笑いというのはわかりやすくて、ベタなものだ。
このベタというのはペットショップで瓶に入って売っているカラフルな魚のことではない。あの魚は見た目の優雅さに反して喧嘩っ早いので、数匹同じ水槽で飼うというのは良くないらしい。

あー、いかん。そう言っている間に悪い癖が出た。人とは違うこと病だ。言いたいことを見失う。

ベタなものをいかに新しそうに見せるのか。笑いとはその工夫の腕自慢ではないか。笑いの基本はバナナの皮で転ぶ。失敗してひどい目にあう。これはチャップリンのころから変わらないものだ。それを場面や時間、構成員を工夫してかけ合わせて新しいと思わせる。
ただ、それが笑いの根源だとして、以前も話したがヨネダ2000女史のネタは本当にすごい。ヨーロッパで餅つきなんか流行らない。それなのに実際にやってみる。その二人の滑稽さは筆舌しがたいものだ。

さて、早起きしたという話だった。
早起きして何と言うことはない。ニュースを見たりYoutubeを見たりカレーを食べたりだ。そんな最高で最低な時間を楽しむ。12:00頃にはいったん眠る。めちゃ寝るな。
そして、14:00頃に目が覚めて仕事の準備をする。今日は16:00から原宿で結婚式の披露宴の二次会の司会( の が多い。つまりはそれだけ末端の仕事ということだ)という新しいチャレンジの仕事だった。おばあちゃんの原宿が巣鴨なら、若い子の巣鴨が原宿である。その原宿である。

15:00前には出発して、少し余裕をもった。結婚式というのは、多くの人が一生に一回(一生に一回相当)の大事なイベントだ。なにかのトラブルで失敗するというのはたとえ私に非がなくとも避けねばならない。
今日の現場は原宿駅から徒歩10分との事前情報だったので30分ほど前には原宿に着いた。
まず、竹下口を出る。人が多かった。嫌な予感がした。その予感は目の前で現実となる。竹下通りの人通りの多さは尋常ではなかった。
私もこう見えて東京に住んで5年ほど経つ。並大抵の人の多さではたまげない。しかし、今日はたまげた。人が横に並ぶならば10人くらいは並べるだろうかという中規模な通りが、地平線まで人でぱんっぱんだったのだ。それも若い女の子と物見遊山の外国人観光客がほとんどを占めた。これまで私の見てきた東京とは違うものだった。

いま、頭の中で今日の竹下通りを思い出したときにある景色を思い出した。それは、学生時代に訪れたゴールデンウィークの江の島だ。
江の島もすごかった。別に何かに向かって列を作っているわけでもないのに道全体が人で埋まって身動きが取れなかった。あの江の島を体験して、私は日本の極東に知らない日本の景色があると痛感したものだ。そして、この人であふれかえる江の島と言うのは江戸のころより浮世絵に描かれていたということをブラタモリで知り、文化がいくら変化しようと人の根にあるものは変化しないと感嘆にふけった。あの時の気持ちがよみがえった。

となると今日の竹下通りに対する怒りというのも若いころを思い出すきっかけを与えてくれたと感謝すべきなのだろう。いや、感謝しない。とんでもない数の人がいたのだ。身動きが取れない。私は本来10分で行ける場所に30分かけた。つまりはクライアントの提示する集合時間ぴったりの到着となったのだ。いやー、原宿いやだなー。

原宿のことを考えているとなんだかイライラしてきた。なんであそこに人は集まるのだろうか。確かに、若者に人気になるようなカラフルな食べ物の屋台やファンシーなグッズショップがあることは認める。
ただ、そんなものは都内の各ドン・キホーテにも新大久保全体にも、なんなら西新井のイオンや四つ木のイトーヨーカドーなんかにもテナントで入っていたりする。原宿にしかないものってなんなんだろう。

ここで足立区の土地名を入れるあたりが下町民向けの笑いである。この土地名はなんだか笑える。あとは竹ノ塚や梅島なんかも笑ってしまう土地名だ。墨田区なら鐘ヶ淵あたりがなんだかおもしろい。

やれやれ。またつまらない話をしてしまった。今日はおめでたい仕事であるから、イライラなどは控えておきたい。
16:00になんとか会場に入る。普段はおしゃれめなレストランとして経営しており、貸し切りでのパーティなども請け負っているようだ。
どのような内装なのかを簡単に伝えるとすれば、バイオハザードの洋館である。これはいい意味で言っている。バイオハザードの洋館が、かつて興隆を極めた時はこのような雰囲気だったのだろうなと思った。
うーん。もっとわかりやすい例えを言うならば、スタンリーキューブリックの「シャイニング」で、精神がおかしくなった旦那さんが妄想の中で訪れたバーの雰囲気と言えばわかりやすいだろうか。

ここであえてわかりにくい例えをだすことで自身の博識さを見せつけようとするあたりが私の性悪さを物語っている。

さておいて、16:00入りだが、16:30には受付開始だ。司会という依頼だったのでてっきり司会をすることだけが仕事かと思いきや、この受付(お客様の名前を聞く、会費を徴収する)の作業も私が行うことになった。実質的なバイトである(泣笑)。このお名前を聞く作業にボールペンがいるということで、自前のボールペンを使っていたのだがどさくさに紛れて回収されてしまった。こういう細かいところを私は気にする。

気を取り直して会が始まる。そうはいっても、正直なところこの日の主役は新郎新婦のお二人であるから、あまり出しゃばらないようにしようと心掛けた。変にボケたりはせず、酒に酔って変なことをするご友人たちに対して、「なるほど。愉快なご友人でらっしゃいますね。」と丁寧に言う。つまりは婉曲的に「お前は変なやっちゃな!」と伝えるというスタイルのボケを多用した。

結果としてはまあ、なんとかなった。というのも新郎新婦が非常にイケているかお二人だったのでお友達も自然と元気な方々が集まっていた。こちらが盛り上げようとしなくても盛り上がってくれる環境だった。私としてはとても楽しかった。
ただ、田川くんが歓談中に「見て。一人も太っている人がいないね。そういうコミュニティなんだね。」と言っていた。何を言いたいのかわからなかったので笑ってしまった。

いや、正しく言えばわかる。つまりは身なりを整えることが最低限担保されなければ参加できないコミュニティ、ハイソサエティで我々とは違うステージにいるということを言いたかったのだ。ただ、それをいま私に伝えてどうしてほしかったのかわからない。笑ってしまった。

なんだかんだで会は楽しく終了した。ほどよい疲労感だった。なんてったって人々が楽しそうで幸せそうなのは私も嬉しい限りだ。そこの人間性は持っている。

良い会だったと思いながら帰宅する。テレビをつけるとBS-TBSで私の好きな映画、タクシードライバーがやっていた。熱中して見てしまった。
ここでタクシードライバーの話を書き始めようと思ったが、ここからプラス2500字くらい書いてしまうことが予見されたので、ここらで筆をおくことにする。
私の好きな映画の話はまた機会があったらにする。

今日面白いと思ったことは「足立、隅田、江東区の土地名をおぼえておくといざという時に役に立つということ」である。

こんなつらい人生。ここに空き缶を置いておきます。