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ウルトラ系ランナーが測定すべき血液検査の項目について

ウルトラトレイル、いや広く持久系スポーツといった方がいいかもしれませんが、本格的にやるなら血液検査は定期的にやっておいた方がいいかなと思っています。

練習でいつもと同じ感じでやってるのにパフォーマンスが上がらず検査したら貧血だったとか、ロングレースのあとずっと慢性的な疲労が続いていたと思ったら肝機能の数値が悪いとか、もっと早くやっておけば良かったという話をよく見聞きします。

どんな項目をとるかにもよりますが、3000円くらいでできるし、医療費控除も効くので、血液検査はやっておいて損はないです。

●何をチェックすべきか

自分が見ているのは「貧血関連」「肝機能関連」「腎臓関連」「免疫系・全身の炎症」「筋破壊」の5項目です。

まず貧血になったら走れなくなるというのは自分のnoteを見ている人なら容易に想像できると思いますので、細かい所は端折りますが、ともかくここは最低限やった方がいいです。逆に走れなくて貧血かも?と思っているのに貧血じゃないという場合もあると思います。

肝機能関連と腎臓関連については、慢性疲労に陥ってないかの確認ですね。長期的な疲労を見ていくようなイメージでしょうか。

免疫系・全身の炎症や筋破壊に関する項目は、直近のトレーニングやレースでの疲労(からの回復)度合いを見ていく目的です。上記に対して短期的な疲労をみていくようなイメージですね。

なので、おおざっぱには、最低限のベースとして貧血検査をやり、長期の疲労を肝臓・腎臓でチェック、短期の疲労は免疫系や筋破壊の項目で把握するような感じです。

ちなみに、ウルトラランナーは各数値が悪く出たりもするので、一般的な基準に当てはまらない部分もあるかと思います。この辺りは担当の医師と相談をしてみて評価するのがいいと思います。

●どこでチェックできるのか

うーん、こればっかりはご自身で探していただくしかありませんが、できればスポーツをやっていることに理解のあるお医者さんを見つけるのがいいかなと思います。あと、欲を言えば定期的にこうした検査をしたいという部分に理解がある方ですね。

●チェックするタイミング

個人的には、優先度Aのレースが終わったら取るようにしています。なので、大体3〜6ヶ月に1回くらいですかね。本当はなるべくレース直後に取りたいのですが、レース後はなんだかんだバタバタしていて、レース終わってから1-2週間以内にとってます。
貧血やその他の異常が出てしまったという人は、医師の指導に従い適切なタイミングでチェックするのがいいかなと思います。

●チェックすべき詳細な項目

以降では、自分が取得している検査項目を共有しますね。上述した5つの項目に対応した形で、それぞれがどんな意味を持つのか、また正常値についてもまとめています。直近で取った検査結果もお見せしちゃいます(ニーズないかな笑)。

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