見出し画像

僕には少なくともあと2回、絶望が残されている。/71日目

こんばんは。

このnoteでは珍しく、タイトルで一人称に僕を使ってみました笑。

さてそんな、映画のタイトルのような
小説のタイトルのような本日の話。

「僕には少なくともあと2回、
絶望が残されている。」

そうなんです。

自分が生きている間に確実にあと2回は、
絶望を経験しなければならないのです。

なんのことだか分かりますか?

それは、父親と祖母が亡くなった時の絶望です。

そう、自分の父親と祖母はまだ健在です。

それはつまり、必ずこれから先
2人の死に直面しなければならないということです。

ちなみに母親と2人の兄貴も生きていますが、

母親とは親が離婚して以来ほとんど会ってないし、

兄貴2人は歳もそこまで離れていないため、自分の方が先に死ぬ可能性もあるという観点から、
今回の絶望からは除外しています。

なので自分の場合、父親と祖母の死。

この2人が絶望の対象です。

この2人の死に直面した時、
すぐには立ち直れないと思います。

恐らく人生に絶望するでしょう。

自分は生まれてからずっと実家で暮らしており、父親と祖母とはずっと一緒でした。

父親とはとりわけ仲がいいわけではなく、そこまで普段から話す関係ではありませんが、
だからこそ、たまに話した時の情景が鮮明に浮かびます。

怒られたことも褒められたことも、共に笑ったあの日のことも、共に泣いたあの日のことも。 

父親は離婚してから一度も再婚せず、友達と遊んだりせず、ずっと家族の、自分の側にいてくれました。

祖母は、両親が離婚して母親が家を出てからは、ずっと母親の代わりをしてくれました。

料理も洗濯も掃除も、家のことはほとんど祖母が、おばあちゃんがやってくれました。

中学の時の三者面談には、仕事で来れない父親の代わりにおばあちゃんが来てくれました。

高校の時は毎日お弁当を作ってくれました。

叔母が一緒に住むようになってからは、家事は叔母が手伝ってくれるようになったため負担は少し減りましたが、それでも基本的には今もおばあちゃんは家事をやってくれています。

僕はおばあちゃん子です。

そんなおばあちゃんが亡くなったら多分、家のこととかどうしていいか分からなくなると思います。

家が壊れると思います。

今はまだ元気で、隔週で踊りの稽古?みたいなのに参加しています。

自分はその稽古の日は車で送っていったりすることが多く、その時間がなんとなく好きだったりします。

しかし、そんなおばあちゃんももう80を超えています。

いつまでも元気なわけがありません。

父親も60を超えています。

いつまでも2人に頼っていてはいけません。

自分がどれだけ2人に助けられて生きてきたか。

2人がいなければ今の自分は存在しません。

自分が落ち込んでいる時、
常に味方でいてくれた2人。

特に何か言われたわけではありませんが、
2人はいつも通りに接してくれました。

気づいていないフリをして、
なんでもお見通しの2人。

知らないフリをしてくれる優しさ。

それがどれだけ有り難くて嬉しかったことか。

そんな2人の死に、直面したくありません。

ただただ怖いです。

でも年齢的に考えれば、
おばあちゃんが死んで、父親が死ぬ。
そして自分。

この順番は変えられません。

変わってしまうような親不孝もしたいとは思いません。

死に絶望し、時間をかけて死を受け入れるしかないんです。

考えるだけで、怖くて泣きそうになります。

みんなどうやって、
この絶望を乗り越えているんだろう。

もう少し自分が年齢を重ねれば、
受け入れやすくなるんだろうか。

今はまだおばあちゃんと父親は元気だから、
そう思うんだろうか。

2人が病気で入院したりすることが増えれば、
自分の頭の中で少しずつ死を受け入れる準備ができていき、実際に死んだ時にダメージを受けることが少なくなるんだろうか。

それとも、生きているうちに親孝行をたくさんして、思い出をたくさん作ったりすれば、死んだ時のダメージは軽減されるのだろうか。

これからあと2回は必ず待ち受けている絶望。

これを読んでいるあなたは、
あと何回絶望を経験しないといけないですか?

あなたはそれに耐えることはできますか?

自分には、到底できそうもありません。

だからあんまり考えたくありません。

でもそれを考えてしまうから怖いんです。

とにかく今言えることは、
おばあちゃんも父親も、

「元気に長生きしてください」

それだけです。

頼むから死なないでほしい。
健康でいてほしい。

2人が亡くなった時、
自分はどうなっちゃうんだろう。

考えられません。

今日はなんだか湿っぽい話になってしまいました。

よければスキしてください。

それではまた明日。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?