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【ソーシャル時代の文章術】文章を書くときに知っておくべきこと

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プロアマ問わず、誰もがSNSなどに長文を投稿する時代。「いい文章」といわれるのはどんな文章なのか、思いつくままに書いていきます。
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2020年7月の記事一覧

伝わる文章とは?その3「漢字とかなのバランス」

伝わる文章とは?その3「漢字とかなのバランス」

きちんとした定義とか基準とかはないのだけれど、文章には“読みやすい文章”と“読みにくい文章”がある。“伝わりやすい文章”と“伝わりにくい文章”と言い換えてもいい。一例を挙げてみよう。

(1)「つたわるぶんしょうをかくためには、それをどんなひとがよむのか、よんだひとがおなじものをおもいうかべてくれるのかまでかんがえるひつようがある」

(2)「伝わる文章を書くためには、それをどんな人が読むのか、読

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伝わる文章とは?その2「共通認識が大切」

伝わる文章とは?その2「共通認識が大切」

その1で書いたように、文章ってのは“人に伝えるため”に書くもの。しかし、読んでくれた人がその言葉から同じものを思い浮かべてくれなければ伝わらない。これが「共通認識」というやつだ。文章というものは、書き手と読み手の「共通認識」があって初めて成立する。

トマトを見たこともない人に「トマトのように赤い」と言っても伝わらない。「私のような“おっさん”と女子高生の会話が噛み合わないようなもの」と言えば伝わ

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伝わる文章とは?その1「正確に書く」

伝わる文章とは?その1「正確に書く」

編集&ライターを30年以上もやってるんで、よく「いい文章、うまい文章ってどういうものですか?」と聞かれる。

そもそも何で文章を書くの?って話になるのだけど、それは“伝える”ため。自分で読むだけならメモでいいわけで、文章にするのは、それを“誰かに読んでもらう”ためだ。

ということは、“いい文章”ってのは伝えたいことが伝わる文章なんだと思う。

じゃあ、どんな文章を書けば読んでくれた人に伝わるのか

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