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ウクライナのこと、子供たちにも知っておいてほしい

先日子供と風呂に入っている時、何気なく聞いてみた。「ウクライナのお話しって先生何か言ってた?」と。
「いや何も。」という答え。そんなバカな…子供がいつものように聞き飛ばしてきるだけだとは思う。

一時は学級閉鎖もあったが、幸い今は学校に通えている。先生もきっとウクライナのお話しはしてくれていると思う。
さすがにこのご時世、全校集会とかはやらないのかもしれない。集会でもあれば校長先生からとか今の世界の一大事を伝えているはずだ。

自分が小学生だった頃、湾岸戦争の話しは先生からも聞いた。自分が生きている時代に戦争が起きているっていう ”違和感” のようなものは今でも何となく覚えている。TVの映像も記憶に刻まれたし卒業アルバムにもその写真は時代背景として掲載された。

■子供たちの記憶に焼き付けたい

今、本当に起こっているロシアのウクライナ侵攻は子供達の記憶にどういう形で残るのか。悲惨なことだけど本当に起きていることとして知っておいて欲しい。驚き、恐怖、残酷さや悲しさ、どんな形で記憶に留まるかは分からない。どのような形であれ、この事実を素通りせずに記憶に留めておくことが大事だと思う。

当然、親として今起きていることを噛み砕いて子供に伝えている。学校の先生にお任せしてていいことではないし。案の定、受け止めるのは難しいようだ。戦争や生と死なんて今の自分の日常となかなかリンクできないだろうし。想像力を働かせにくいのも仕方ない。
でも

「フォートナイトみたいに、やられちゃったらリスポーンなんてできないんだよ。現実では一度やられたらそれで終わりなんだよ。」

怖がらせたいわけじゃないけど、そういう例えの方が実感しやすかったようで顔が一瞬こわばった。
「急に怖いこと言ってしまってごめんね。」ってフォローもしたけど、知らないってことの方がよっぽど怖い。

急にシビアな話してしまって、可哀そうだったけど本当に大事なことだからごめんね…(心の声)

こういった役目を学校に押し付ける気もないし、やるべきだ!とかは思っていない。学校の役目というよりは、子供と接点を持つ大人の役目だとは思う。自分の頃の湾岸戦争の時のように学校って場だからこそできる記憶への刻み方もあると思う。

それは教科書ではできない大切な教訓って勉強になるはずだ。

■ケニア マーティン・キマニ国連大使の演説

こちらは少し前に書いた21日、国連安全保障理事会でのキマニ国連大使の演説の話題。
いっそ教科書に載せて欲しいくらいの内容。

ちょっと驚いたのは、自分のこの記事がGoogle検索で4位に出てきた。キマニ氏の演説は、今だからこそ注目を集める素晴らしい演説だったってことだ。
そしてnoteも凄い…

こういう歴史も合わせてちゃんと教えてあげられたらいいなと思う。
各国の難しい事情はなんかは理解できなくともいい。まずは事実として知った上で何かを感じて取ってもらうのが重要だと思う。
自分が湾岸戦争の時に感じた ”違和感” のような漠然としたものでもいいのだ。

「起きてはいけないことが、実際に起きてしまうのが現実」

理解は後でもいい。まず現実を見て知って受け止めることで、そこから各々が何かを感じる。
その程度でもいいから子供たちに今起きていることを知らせてあげるのも大人の務めだと思う。

大人になって、子供の頃感じたその ”違和感” が、次の争いが起きる瀬戸際でほんの少しでも抑止力になってくれたらって大人の勝手な願いだけど。

~おわり~


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