子どもが目を見て話を聞かない!? その前に大人が意識するべき2つのポイント
今日は子どもを叱る際に、その質を高めるためのお話ししようと思います。
子どもを叱っている時には、つい言いたいことがたくさん出てくるものです。
ところが、その言いたいことを全部話ししていると非常に時間がかかってしまいます。
叱るときに時間をかける事は、子どもが話を聞かなくなる1番原因です。
最初は真剣に目を見ていたとしても、だんだん違う方向を見るようになるんですね。
これは叱られるのが嫌でむすっとして目を逸らすのとは全く違い、単に話に飽きて別のことを探すために目を外へ向けるのです。
こうなってしまっては何を話してもその子は聞き流してしまっている状態です。
つまり、そうなってはその後いくら話しても無駄です。
そうならないためにはまず話す時間を短くする必要があります。
簡潔に話し、子どもに伝えたいことだけを伝えます。
伝えたい事と言うのは、「その時に起こったこと」だけです。
「だいたい今日の朝だってさ…」
みたいなその時に関係ない話はNGです。
どんなに長くても話は1分程度が限界です。
もちろん普通の会話をしていればそれ以上に話しても問題ありません。
ただ、注意をする場合はどんなに長くてもそのぐらいの時間に抑えないと意味がなくなってしまいます。
と言う事は、話の質を高めなければ1分間では収まりません。
まず大切なのは「何に対しての話をしているのか」、それからをなぜそれがよくなかったのか」、そして最後に「どうするべきだったか」。
この3つがポイントになります。
「どうするべきだったか」の話については年齢が上になるにつれて自分で考えていくべきことなので、もう少し時間を取るのはアリです。
ただ年長なんかでも3分が限界ですね。
それ以上はやっぱり集中して聞くのは無理です。
それからもう一つ、話の質を上げるためには話し始める時の雰囲気もかなり重要です。
よくやってしまうのが、「少しでも早く話さないと」と思って子どもが目も見てないうちにどんどん話し始めることです。
これも子どもが落ち着かないと話す意味がありません。
これは私の感覚ですが、「遊びの合間」に話をする人が多いのですが、そうではなく、
「遊びを完全に中断して」話をするのが良いです。
「完全に」というのが非常に大切です。
そうしないことで、どうしても子どもは早くその話を終わらせてまた遊び始めようとします。
そのため、目を見ないで「はいはいはい」って話を聞き流したり、どこかへ立ち去ろうとしたりするのです。
そんな場面ってよく見ますよね。
大人が手を握って「話を聞きなさい。遊ばせないよ」なんて話をしていて、子どもはもう遊びに行こうとしてる。
デパートのキッズスペースみたいなとこでよく見ますね。
「遊びを完全に中断して」というのは、「この話が解決しないことにはまた自由に遊べない」といった感覚が近いですかね。
言葉で「話が終わらないと遊べない」と話すのではなく、雰囲気でそういったことを伝えられると良いでしょうね。
まぁとにかく注意を促す時は大人もそれだけ真剣に本腰を入れて話さないと、子どもには効果がないという話でした。
話し始め、それから話し終わり。
2つが真剣な話をするために大切になる部分ではないでしょうか?
いかがですか?
子どものことを真剣に考えている注意するのであれば、1回1回の話を意味のあるものにしていきたいのは当然のことです。
ところが、どんなに大人が頑張っていても上手くポイントがつかめていなければその子のためにはなりません。
そのためには、やはりこういったところに気をつけながらゆっくり話す必要があるのではないでしょうか。
参考にしていただけたらと思います。
以上です。ありがとうございました。
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