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保育士の極意!「子どもの心を読む」

保育士の仕事をしていると、未だにこんな声を聞きます。

「保育士は子どもと遊んでいるだけで仕事になるから楽だよ」

もちろん
・遊んだ後にそれらを記録に残す
・こんな活動を通して、こんなことをできるようにしていく

といったように目的を持って接しています。

とは言え、保育士における極意とは何でしょうか。


保育士における極意とは?

様々な意見があると思いますが、私は子どもへの理解だと思います。

一体どういうことでしょうか?

例えばこの前、自宅にてこんなことがありました。

うちには2歳と6ヶ月の2人の娘がいます。

この前、姉には掃除機のおもちゃを買ってあげました。


かわいいですよね?

本物ではありませんよ?

私たちの掃除の真似をしたがるので、誕生日などは関係なく買ってみました。

そして、不要な機能だと思いますが、軽いゴミなら本当に吸います。


まぁそれは置いておいて、それで遊んでいた時、急に床に寝ていた妹の顔に向かって掃除機を転がしました。

顔には当たっていないけれど、顔にギリギリのところで止めては戻し止めては戻しを繰り返す。

すぐに、「顔に当たったらケガしちゃうよ」とそれを止めました。

すると、姉は怒り出したのです。

「やーだーよー」

そして、その後は私の顔を見ながら、同じように掃除機を顔の前で前後しました。

「わー」
「わー」
「わー」

「…わぁ??」
「わぁ」ってなんだろう?

しばらく考えましたが、こんなことを思いつきました。

「ねぇねぇ。もしかしていないいないばあしてあげたいの?」

すると「うん」と答えます。

大当たり!

そこで私は長女に鈴の音が鳴る人形を渡しました。

すると、それを使って5分以上も「いないいないばぁ」をして遊んでくれたのです。

普段は5分間も遊ぶなんて姿はなかなかありませんから、

「遊んであげたい!」

という気持ちが強い時に、適切に対応したからこそ、5分も長く遊んでいてくれたのではないでしょうか。


もし気付かなかったら?

仮に「いないいないばあしたかった」という気持ちが汲み取れなかったとします。

そうなると、子どもは必死になってやりたいことをやろうとしますし、親はおもちゃを取り上げるなど、無理矢理止めることになってしまいます。

その結果、お互いが嫌な気分になり、その後の活動やその日の機嫌に大きく影響が出てきてしまいます。

つま。子どもの気持ちを理解することは、子どもに不必要に叱ったり、子どもにストレスを与えたりすることを避けるための技術でもあるのです。


極意を盗め!

気持ちを汲み取ってあげることで、子どものやりたい事を大切にし、そこから何かを学べるようにする。

そのためには、子どもの

・ちょっとした行動
・出てきた言葉
・表情

これらを、その子を取り巻く周りの環境と照らし合わせながら、細心の注意を注ぎ、小さな変化を見つけてあげることでしょう。


まとめ

子どもの本当の気持ちを見つけてあげる。

そのための子どもの小さな変化に気付き読み取ってあげる。

これこそが保育士としての極意ではないでしゃうか?


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