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『お客さんとの良好な関係を築くコツ』


〜NOBUさんの仕組み構築講座より〜

【NOBUさん】
・人の成長に関わり続けるWEBマーケター
・コンサル、コーチング歴 6年
・電子書籍出版プロデューサー
・仕組み構築コンサルティング 



見込客・クライアントの距離感って意外と悩みませんか?僕は凄く悩んできたのですが、正解が見つかりました。

お客さんとの関係性を教えてもらえることはなかなかないと思います。
僕自身、トントン拍子でうまくいくこともあれば、場合によってはクレームになることもあり、その度に心が落ち込むこともありました。

どうしたらうまくお客さんとの関係性を作ると良いのか、何年か考えてきたのですが、ようやく答えが見えてきました。

よく、お客様との関係性で言われるのがラポール(信頼関係)です。
目の前のお客様との関係性を構築するために、承認しましょう、頷きましょう、場合によってはオウム返ししましょう、テンポ合わせた方がいいですよ、などと言われます。
僕も実際やってみて、お客様との距離が縮まる感覚があり、確かに重要だと感じていますが、これはテクニックです。
言ってしまえは武器だと思います。

例えば、切れ味の良い包丁はそれ自体は素晴らしいですが、誰がどのように使うかによって、素敵になったり危険になったりします。
どんなにテクニックやノウハウを学んでも、どうやってその包丁を使うか、どんな意識で使うかが重要です。

昨日お話しした加点方式などのテクニック、やり方だけでやっていくと、目の前の方から依存されます。
いいね、次に繋がるね、などのフィードバックをしてくれる人は、この人といると安心する、と思われます。

なぜでしょう?
褒めてくれる人はエネルギーが高いんです。
水(滝)のように、高いところから低いところへ、
エネルギーが低い人に落ちていくので、一緒にいると嬉しくなり、
そうすると依存される現象が起きてきます。

クライアントさんが少ない初めは、依存されて嬉しいかもしれないけど、数が増えるとどんどん疲れてきます。
どうやって関係していくのか考えていかないと疲れますね。

疲れないためには、関わる側のスタンスが重要です。
サポートなど、お客様と関わる仕事の方は、やった方がいいスタンスがあるんです。

それがお母さんになる感覚です。

理想的なお母さんとは?
優しい
子供の成長を心から願う
見守る
包み込むような優しさ

人は安心感を求めます。
応援してくれる存在、
僕は実家に帰った時に、母が料理を振舞ってくれたりすると、
心が安心するし、癒されます。

でも、お母さんには優しい側面と厳しさがあります。
別の側面として叱ってくれる厳しさもあるのです。
時には厳しさも重要ですね。


お客さんと関わる中で、僕たちがやることは目の前の方の成長です。
成長を願っているお母さんの視線と同じなんです。

成長を願うあまり、教育ママになることがありますよね。
やっちゃだめ、こうしなさい、になってくると子供はぐれたり、モチベーションが上がらなくなります。

対人ビジネスでも同じことが起こっていると思うんです。
教える側の熱量が高すぎるあまり、聞き手がついていけない、距離感を感じることが起こっているのをよく見かけます。

僕も教育ママになっていた時期があり、距離感を感じることがありました。
良かれと思って言っても、嫌々やることになる感じになっていました。
言い過ぎは良くないけど、優しく見守ることは必要かと思います。
でも、優しければいいというものでもなく、教育ママになってもスタンスが大切です。

僕はいまだに母のことが好きです。
僕が子供の頃高熱を出し何も食べられなくなって、いらないと言っても、母からスリリンゴ(懐かしい響き!)をよく食べさせられたし、
薬が嫌いなのに、飲まされました。
子供の健康成長を本当に切に願うなら「薬じゃないよ」と嘘をついてでも薬を飲ませたりしますよね。
僕は嫌いなピーマンを、細かく刻んで料理の中に入れられて、気づいたら食べさせられてたこともあります。

ビジネスの中で「詐欺、騙された」ということがありますが、
その中にスタンスが見られるのではないでしょうか。
お金を取ることより、行動してほしい、変わってほしいと思えば、甘やかしているだけではダメで、嘘をつくのは時には必要だと思います。

サポートする仕事として、一番あるべき姿はお母さんなのではないかと思っています。

対人ビジネスは女性が距離感の作りかたが上手だと思います。
僕は男性なので、距離感の作り方がわからないこともあるのですが、全体的に見て女性は上手だと思ってます。

サポートする時に優しさも重要ですが、根底にあるのは目の前の人を愛して、騙してでも目の前の人に変わってほしい気持ちだと思います。

僕たちの目の前に現れてくる人は悩んでいる人、一人では解決できない人です。

子供に接するような形で母のように愛を持って、しっかり守ってあげたり、愛を持って厳しくしてあげたりが重要だと思います。

全て優しくしていればいいってわけでないと、最近色々な人と関わらせてもらってすごく感じています。

行動しないと結果は変わらないので
行動してもらうためには、
優しく接するのも手段かもしれないし、
しっかりと守るのも手段かもしれないし、
時には厳しいことを言って叱咤激励するのもいいかもしれない、
時には嘘ついてでも目の前の人の行動してもらいたい、
というのがしっかり伝われば良いと思う。

騙そうというわけでなく、目の前の人に少しでも、変化、行動してもらえるなら、目の前の人を変える行動をしないと、僕らは自分達がどう思われようと関係なく、対人ビジネスは意味がないのではないかと思います。
目の前の人にフォーカスしないと、コーチ、コンサル、セラピストなど、近い将来、ロボットが対話するサービスで済んでしまいます。

厳しさ、騙してでも変化を与えることが重要じゃないかと思っています。
対人ビジネスは厳しさのある器ではないと。

みんな、母になればいいと思います。
目の前のお客さんのために。
本当のお母さんのように接したら、優しくするか、厳しくするか、距離を置くのか、のヒントになると思います。

やってみると分かりますが、母になるのが正解だと思います。
僕も意識して母になろうと思っています。

人それぞれの接し方がありますが、闇雲に承認、頷き、オウム返し、相手がゆっくり喋ったらゆっくり喋るんだよ、というような
小手先のテクニックより、あり方、関わり方が重要だと思います。


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