見出し画像

中国大人気SNS! 初めての「RED」マーケティング入門編

はじめに

前回の記事では、REDとはどのようなSNSなのか。プラットフォームの紹介や仕組、特徴を紹介しました。 

前回の記事URL

https://note.com/babel_china/n/n05fedd7dbe2e

画像2

REDは、商品の認知から購入まで、アプリ内で完結することが可能なSNSです。

今では、月間アクティブユーザー数は1.3億人に到達しました。これはInstagramの約4倍の規模になります。

中国の方は非常に口コミを信用する文化であり、口コミを活用したマーケティングが重要視されています。

REDのノート内での口コミが中国進出成功の鍵を握っています。

今回はREDの活用方法や機能、マーケティング手法までを例をあげながら、詳しく解説していきます。

基本的な構成と機能

画像2

まず、画面の下部の左側はトップとショッピングモールの入り口です。マイページから投稿した内容とお気に入りの内容などが見えます。

トップをクリックすると画面の一番上には、フォロー、レコメンド(発見)、附近という三つのタブです。

フォローのタブにはフォローしているユーザーのコンテンツが見られます。インスタグラムと同様に、画面の上にはフォローしている投稿者のアイコンが表示されます。

 附近タブでは30km圏内にいるユーザーの投稿で、周辺のグルメやスポットなどを探すとき参考にできます。

真ん中のはレコメンドによる「発見」のタブです。

ここのページが一番のメインページとなっており、ほとんどのユーザーは発見のページで閲覧します。発見のページがユーザーに人気の理由はREDのアルゴリズムにあります。

「発見」の画面はユーザーの閲覧履歴、検索履歴、ブックマークの内容を読み取ってレコメンドするコンテンツによって構成されます。

「検索」のページも人気です。

例えば「护肤(スキンケア)」を検索すると、人気順または最新順に並び替え、動画または静止画のコンテンツが絞れます。

さらに、肌の悩み、化粧品コスメ、コスメブランドといったキーワードがその下の行から選択できます。

レコメンドでは、過去に閲覧した記事をAIが分析し、ユーザーに適したコンテンツが表示されます。

行動データや属性データなどにも影響されます。

画像3

投稿画面と編集

REDのアプリ内には、豊富な編集ツールが備わっています。

通常の画像や動画投稿以外にもフィルター、タグ、テキスト、BGM、音読機能など、デコレーションを入れたり、可愛いステッカーを貼りつけたりする事ができます。

画像5

このステッカーは中国の話題、法定祝日に応じて更新されて行きます。

国慶節や旧正月には、イベントに対応したステッカーが登場します。

複数の画像を選択し、ワンクリックで動画を自動制作できる機能も導入されています。

編集初心者には、おすすめの機能です。

画像または動画の編集が終わったら、タイトルや内容を書いて、露出度を高めるためにハッシュタグやトピック、位置情報を追加しましょう。

画像5


投稿の効果アップ!レコメンドシステムの波に乗ろう

作成したコンテンツをバズらせるためのポイントを解説していきます。

多くのユーザーにレコメンドしてもらうためには、REDのアルゴリズムを理解する事が非常に重要です。

REDはTikTokと同じく「ループ型」を採用しています。

リアルタイムだけでなく、何分前から何年前の投稿も判断の基準になります。

AIアルゴリズムはユーザーの閲覧行動と選んだジャンルをもとに、類似したコンテンツをレコメンドします。

ポイントとなる要素はノートの質です。

アルゴリズムはクリック率(クリック量/露出量)とインタラクション(いいね、お気に入り、コメント、シェア)を主な判断基準として計算されます。

その中でも、重要になってくるのは、いいねとお気に入りの数です。

トップ画面でハートの数が表示されます。ハートが多いコンテンツは目につきますし、見てみようと思いますよね。

また後で参考にできそなコンテンツはお気に入り保存することで、内容をキープすることができます。

この二点が REDのDAUを増加させるポイントとなっております。

ユーザーの狙いを定める

人気の投稿者には、化粧品の成分を重視し解説を投稿する人、日本の留学生に向けて便利な情報を発信する人など、コンテンツ内容や、ユーザーに特徴があります。

REDでは、一つの分野に絞って関連した内容を投稿するほうが多くのトラフィックを獲得できます。

複数ジャンルの投稿を続けると、レコメンドシステムに乗りづらいのです。

どのグループのユーザーにアカウントをプッシュしていいのか、REDが判断できなくなってしまうのを防ぐため、ジャンル、ユーザーは絞りましょう。

また、スキンケアの内容を投稿するのであれば、どの肌質に属するのか、低価格向けか、高価格向けか、自分の「キャラクター」を確立するのがおすすめです。

例えば、スキンケアを検索すると、500万以上の投稿があります。

敏感肌は100万件、敏感肌の修復では55万件もの投稿があります。

特定のユーザーを狙って、ハッシュタグを多用する事で、発見されやすくなります。

画像6

第一印象を決めるトップ画像

REDは画像中心の内容のコンテンツになるため、メイン画像とタイトルをキャッチーな物にして投稿しましょう。

REDの編集機能には、トップ画像を彩るさまざまなフォントが搭載されています。

ページに入る人をフォロワーに転換するには、投稿画像のスタイルを揃えることがおすすめです。

統一感のあるアカウントは内容が整理されており、情報としての価値が高いので注目されやすいです。

REDでは質の低い内容はライブラリーに「収録」されません。

何人かのタイムラインに出るかもしれませんが、キーワードの検索結果には表示されなくなります。

さらに注意するべきなのは、コミュニティルールです。

ルールに違反するとコンテンツは非表示になります。

例えば、他のサイトのリンク、QRコードを載せて広告と判断される内容などは削除されます。

著作権のないコンテンツの投稿は控えてください。 投稿のポイントを抑えてバズらせましょう!

課金型インサイトシステムについて

レコメンドシステムを理解した上で、広告効果をさらにアップさせたい場合には、「ポテトポイント」という課金型のポイントを使用し、投稿を露出させるという選択肢もあります。

特定のユーザーに露出させることも可能で、(性別、年齢、地域、ユーザーが興味のある分野)まで指定できます。

「ポテトポイントは、成果報酬制で、露出された分だけコストがかかります。

課金する場合は、コンテンツのクオリティを上げることも重要です。

クリックして、内容を閲覧してもらえるようにしましょう。

露出されただけでは、効果が低いので、投入したコストが無駄になる可能性があります。

ポテトポイントの使用には、3つの条件を満たす必要があります。

①過去の投稿数が2件以上であること

②フォロワー数が500以上であること

③REDのルールに違反していないこと

③に関しては、露出効果がONになっていても、途中でルール違反と判断されると、プロモーションが途中で強制中止になります。

コンテンツの審査は非常にシビアで、少しでも広告性があると判断されれば露出の制限がかかる仕組みになっています。

うまく使えば特定のターゲットユーザーにのみ露出させることが可能で、宣伝効果も高いです。

ハッシュタグと人気ワード

自分の投稿がどのジャンルに属しているのかは、タイトルやテキストにあるキーワードの他、ハッシュタグを使って分類できます。

一方、ユーザーの嗜好に限らず、トレンドの話題もフィードで多くのユーザーの目に入ります。

そのため、ハッシュタグを活用しホット話題に関連付けるのはトラフィックの獲得につながります。

タグ付けで商品名、ブランド名を表示し、タグをクリックすると、ブランドの公式アカウント画面に飛べる機能もあります。

画像7

 まとめ

REDでのプロモーションを通して、多くの企業が中国市場で成功を納めました。

有名ブランドは好感度の向上、新商品の宣伝、中小ブランドは知名の拡大、ヒット商品の創造など、最大のシーディングコミュニティであるREDは見逃せない一歩です。

創業者の瞿芳は「ブランド広告は,過去の一方的な『告白モデル』からユーザーと対話する『恋愛モデル』へと変わるべきだ」と述べました。

REDは口コミに特化し、広告を徹底的に排除する事でユーザーの心を掴み、成長を遂げてきました。

画像8

2019年、REDの公式アカウントによりブランドパートナーに認証済KOLのみに、広告コンテンツの発信権限が付与されると発表されました。

弊社は、日本初のRED公式パートナーとして、在日インフルエンサーが数多く在籍しております。

中国プラットフォームへの出店から、店舗運営、販促、広告配信までを一貫してサポートしております。

越境ECの詳しい情報を知りたい方は、下記アドレスよりお問い合わせお待ちしております。

株式会社バベル 中国事業

メール: babel.biz_cn@babel.jp



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?