シェア
満たされているのか、喪失しているのか。 豊か過ぎるが故の退屈なのか。 失ったが故の気づきな…
世界は、無色透明で、音もなく、ただそこにあったんだ。 そっとヘッドホンをして、好きな歌な…
苦行の上に咲く花に想いを馳せてみたのです それはそれは想像もしえぬ 色の無い花でした それ…
その声を聞け 耳を痛めるその声を そこにこそ真実はあり、そこでしか在することなど出来ない …
抜けていく力に身を委ねる その先に何があるだかとか、そんな訳のわからないことはやめろだと…
見ることが出来なかった。 それは、物理的にではない。 この目は確かに目の前に映る机と、風に…
自分ではオレンジって言ってたけど、おそらく紫のような気がするんだよね。 君の唇から漏れる息。 息に色付く彩の世界。
連なる山々と浮かぶ雲の間に一つの沈み行く夕日が見えた。 その光景を仮に切り取ったとするの…
一匹の羊が、見知らぬ森に迷い込んだ。 首を右へ左へ小さく揺らしながら、恐る恐るその一歩を…
薄明かり公園の電灯の下 静かに開いた本の中に 浮かび上がった一言 それが何かは思い出せない…
男は道端に落ちていた誰かの希望を見つけた。 優しく拾い上げて、一言「ごめん」と言った。 罪…
何も始まっていなかった この間、終わったつもりでいた人を見たよ どこか視線は虚ろで、握る手…
あの日窓ガラスは水滴に溢れて 待ち遠しかった 外は雪模様 扉が空いたら カラカラと音がし…
過去に憧れる自分が映る その水面に あぁ 風が吹く でも 命の最初を見つめても そこには何も無かったんだ どうしよこのまま 思い出を抱いて どうしよこのまま 空に飛んでみようか だったら今すぐ荷物をまとめて 小さな手紙を瓶に詰めて 流れゆく時間に投げ出したなら さぁ さぁ いつまでも明日は待ってくれない なんでかなんて知らないけど 想像より遥かに複雑な この心情とともに走り出す ほら もう一歩だけ もう一歩だけ 進めば何か景色は変わるの? 誰も知らない そんなの知ら