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虚空の彼方へ

過去に憧れる自分が映る
その水面に あぁ 風が吹く

でも 命の最初を見つめても
そこには何も無かったんだ

どうしよこのまま
思い出を抱いて
どうしよこのまま
空に飛んでみようか

だったら今すぐ荷物をまとめて
小さな手紙を瓶に詰めて
流れゆく時間に投げ出したなら
さぁ さぁ

いつまでも明日は待ってくれない
なんでかなんて知らないけど
想像より遥かに複雑な
この心情とともに走り出す ほら

もう一歩だけ
もう一歩だけ
進めば何か景色は変わるの?
誰も知らない そんなの知らない
だから僕のこの目に焼き付けよう

全てを無くしたあの老人が
小さく手を振り笑っていたよ
そんなもんだよ
大したことないよ
それがこの世の真理みたいだから

見ていただけたことが、何よりも嬉しいです!