movie 『やかまし村の子どもたち』&『やかまし村の春・夏・秋・冬』
『やかまし村の子どもたち』『やかまし村の春・夏・秋・冬』ラッセ・ハルストレム監督
最高の村・・・なんていい場所。
ここで生まれ育ちたい。
村の生活全体にフォーカスを当てるような客観的な演出によって、若干個々の人物への愛着を持ちづらくはあるけれど、それでもこの素敵な暮らしにうっとりせずにはいられない。
自然の中で無邪気に遊ぶ子どもたちがみんなかわいい。そののどかな風景に、人によっては眠くなっちゃいそう。しかしそれがいいの。平和で柔らかくて暖かい。おひさまの匂いをたっぷり含んだお布団みたいだ。
アストリッド・リンドグレーン原作の映画は、これ以外にもある(いずれ紹介したい)。しかし監督が違うのにも関わらず、その多くの作品に、忙しなさとは無縁のゆるやかな時間が流れる。子どもたちはのびのびと自由に日々を過ごしており、羨ましくも幸せな気持ちになれる。
この映画は私の憧れ。ここで生まれ育ちたい。
でも大切なのは場所ではない気がする。
日々の中で、私も柔らかい世界を作っていく。
ばばみお
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