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ケンカになりそうだから話し合いを避けたい?ふうふのコミュニケーションには、段階がある。

「ふうふで話し合い?ケンカになりそうだからやだなあ…」

認定講師「夫婦会議サポーター™」としての活動を始める前から、こうした声はよく耳にしていた。

確かに、誰だってケンカはできればしたくない…よね?

『夫婦会議®』のことをお伝えする際に、必ずお見せしているのが、こちらの図。

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▼『夫婦会議®』とは?


ふうふの…いや、どんなコミュニケーションにも、段階があると思う。
「会話」「議論」「対話」が、それにあたる。
先に言っておくと、最終的に目指したいのは「対話」である。
それぞれについて、見ていこう。

●会話
たわいもないおしゃべり。気軽に交わすコミュニケーションの場。

「おはよう」「おやすみ」「ごめんね」「ありがとう」「今日、こんなことがあったよ」「明日の土曜日、何する?」…
といったたぐいのもの。
日常的に交わしているコミュニケーションのほとんどが、この会話に当たるように思う。

●議論
互いに意見を出し合うコミュニケーションの場。

「明日の土曜日、何する?」に対して…

「私は家で映画を観たい!」
「僕は家族みんなでドライブに行きたい!」

…これが、「議論」の一例だろうか。

ここが紛糾すると、ケンカになる。
「ケンカをしたくないから話し合いはしたくない」という人は、この段階を避けたいと感じているのかもしれない。

●対話
共通価値の創造。
価値観の違いを尊重し、互いに納得のいく結論を導き出すコミュニケーションの場。

…急に説明が難しくなったと感じた方もおられるだろうか。
先ほどの例で続けよう。

「私は家で録画していたドラマを観たい!」
「僕は家族みんなでドライブに行きたい!」
「じゃあ、どうしようか」

例えば、より思いの強い方や、条件の厳しい方の意見を採用することもあるだろう。

「ずっと観たいと思っていたドラマなの。やっとまとまった時間が取れたから、絶対に観たい!」
「そうだね、ここのところ土日も何かと予定が入って、のんびりできなかったよね。一緒にドラマを観ようか」
「ちょうど今週末に、○○のイベントがある。これを逃すと、次のシーズンまで行けないんだ」
「ドライブがてら、○○のイベントに顔を出したかったんだね。近くの△△には私も行ってみたかったし、ドライブに行きましょう」

あるいは、異なる意見をもつもの同士、話し合えば第三案を出すことも出来る。

「○○のイベントは人が増える前の、午前中に行こう。△△で昼食を買って、午後はゆっくり撮りだめたドラマを観ようか」
「天気予報を確認したら、土曜日は雨だって!日曜日には落ち着くみたい。○○のイベントは日曜日までやっているし、明日は家でドラマを観て過ごして、明後日ドライブに行きましょう」

どのような結論を出すにしても、重要なのは、双方が納得しているということ。
そのためには、その前段階の「議論」をすることで、「対話」のための材料を全部テーブル上に乗せておく必要がある。
つまり、「議論」が十分にできていないと、目指したい「対話」にたどり着けないということになる。

できれば避けたいケンカの火種になりそうな「議論」も、コミュニケーションの一段階に位置しているということを理解しておくことで、相手の意見への耳の傾け方や自分の意見の伝え方も、少し変わってくるかもしれない。






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