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【詩】希望

見事無残なままに

雨に撃たれて熟れた傷

それを歓喜と呼ぶ僕

世界にとっての期待に答えた僕

成り果てた姿にどうか

笑ってやってくれないか


無様に散らかった部屋に

「世界一居心地のよい場所」だと

名付けた僕は

世界のどこにいても幸せものだ。


綺麗なものは

いつまでも綺麗だとは限らない

ただし

残酷で不純な陰は

永久不滅に美しい。

境地にいる僕もまた。


探せ、探せ。

抗え、そして引き受けろ。

素晴らしい無駄は、存在する。

美しい狂気も、孤独もまた、存在する。


希望。

これで、僕も生きていけるよ。



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